続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「トム・アット・ザ・ファーム」(2013カナダ=仏/アップリンク)

“『わたしはロランス』で映画ファンの注目を集めたカナダの新鋭、弱冠25歳のグザヴィエ・ドランの監督・主演最新作。カナダ東部ケベック州在住の劇作家ミシェル・マルク・ブシャールの同名戯曲を原作に、同性愛の恋人の葬儀に出席した主人公が、その家族と奇妙な関係に陥っていく様を描く”

これは大好きな映画になりそう!

冒頭から、ざわざわと不安な気持ちにさせられながらも、観ているうちに主人公に寄り添う気持ちにさせる流れがスリリングで、ホラー的な味付けやサスペンスものとしての面白さもあって画面から目が離せなかった。
同名戯曲が原作ということだけど、映画的な工夫がこらされていて、説明台詞でなく、感情の変化が伝わる演出はお見事!
エンディングに流れる歌や主人公トムを脅かす男フランシスの着ているジャケットがこの映画の解説になっているのも印象的だった。

やっぱり、グザヴィエ・ドラン監督作品からは目が離せないかも!

ストーリー
恋人のギョームを亡くしたトムは葬儀に出席するため、彼の故郷へ向かう。しかし、唯一トムの存在を知っていたギョームの兄フランシスが、恋人だったことを周囲に隠すように強要する。初めは抵抗したトムだが、次第にフランシスの中にギョームの姿を見出す。


原題 TOM A LA FERME

監督
グザヴィエ・ドラン

出演
グザヴィエ・ドラン
ピエール=イヴ・カルディナル
リズ・ロワ
エヴリーヌ・ブロシュ
マニュエル・タドロス
ジャック・ラヴァレ
アン・キャロン
オリヴィエ・モラン

102分

キネカ大森2 14:50~観客5人程/69席





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