続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「いしゃ先生」(2015/キャンター)

“山形県出身の実在した女医・志田周子の半生を平山あや主演で映画化。父の願いから故郷の無医村の医師になり、《仙境のナイチンゲール》とも称された周子が、数々の試練や過酷な運命にも負けず生涯をかけて村人の命を守り続けた姿を描き出す。ベテラン俳優、榎木孝明が周子の父・荘次郎役で出演。監督は『たいむすりっぷメガネ』の永江二朗”

主演の平山あやさんが昭和初期の無医村の医師をやるには綺麗過ぎて違和感があったけど、観ているうちに彼女だからこその透明感が村の人々の誤解や偏見が溶かしていくようにも思えてきて、これはこれでよかったのかも?

制作費の関係からか、戦争などが絡んだ当時の時代背景などが一切描かれていなかったのは残念だったけど、日本のチベットと呼ばれた無医村の辺地で、生涯たったひとりで村人たちの命を守り、国民皆保険の実現に貢献した志田周子さんの存在を知ることができてよかった。

オールロケによる山形県各地の撮影も素晴らしくて四季の移り変わりの美しいこと、ご当地映画としても見ごたえがあった。

ストーリー
医者になったばかりの志田周子は、山形の父・荘次郎から電報を受け取り、慌てて帰郷する。村長を務める荘次郎は、無医村の村に医者を置きたい思いから、周子名義での診療所建設を始めていた。周子は荘次郎に懇願され、3年間だけ診療所の医師を務めることに。


106分

監督
永江二朗

出演
平山あや
榎木孝明
池田有希子
長谷川初範

ヒューマントラストシネマ有楽町2 16:30~ほぼ満席/62席




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