続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「フランス組曲」(2014英=仏=ベルギー/ロングライド)

“『ブルーバレンタイン』などで3度アカデミー賞にノミネートされている演技派女優ミシェル・ウィリアムズ主演のラブストーリーで、ピアノの美しい音色に導かれるかのように惹かれ合う男女の心模様を、ナイーブなタッチで綴る。『ある公爵夫人の生涯』のソウル・ディブ監督が演出を務め、過酷な状況下で芽生えるロマンスをドラマチックに描き出す”

これは戦時下の切ない恋ごころが描かれていて、緊張感やときめきなど色々な意味でドキドキ、最近では珍しい王道ラブストーリーとしても堪能できたけど、エンディングで、原作がアウシュヴィッツで亡くなったユダヤ人女性の形見としてその娘さんたちが逃亡の間も大切に保管していた未完の小説と知って胸が熱くなった。

厳格な姑の言われるままに日々を過ごすヒロインが禁断の恋をすることによって自我を取り戻していく様子からも目が離せなくて、演じたミシェル・ウィリアムズもよかった。

鬼のような姑役のクリスティン・スコット・トーマスも流石の演技で実は筋の通った人間だった女性を好演。

ドイツ軍の中尉役を演じたマティアス・スーナールツは「ヴェルサイユの宮廷庭師」でも注目していた俳優さんで「リリーのすべて」でも出ているようなので早く観たい。

子爵役で登場のランベール・ウィルソンも久しぶりに観られて嬉しかった!

ストーリー
1940年代、ドイツ占領下に置かれたフランスの田舎町。厳格な義母と暮らす美しい妻リュシルは戦地に赴いた夫の帰りを待ちわびていた。そんなある日、彼女の家にドイツ軍中尉ブルーノがやってくる。彼とリュシルは音楽への愛を共有し、やがて惹かれ合い……


原題 SUITE FRANCAICE

107分

PG12

監督
ソウル・ディブ

出演
ミシェル・ウィリアムズ
クリスティン・スコット・トーマス
マティアス・スーナールツ
サム・ライリー
ルース・ウィルソン
マーゴット・ロビー
ランベール・ウィルソン
トム・シリング

TOHOシネマズシャンテ3 18:30~観客60人程/190席





名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事