続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「正欲」(2023/ビターズ・エンド)

《第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウの同名ベストセラー小説を、稲垣吾郎と新垣結衣の共演で映画化。「あゝ、荒野」の監督・岸善幸と脚本家・港岳彦が再タッグを組み、家庭環境、性的指向、容姿などさまざまな“選べない”背景を持つ人々の人生が、ある事件をきっかけに交差する姿を描く。啓喜を稲垣、夏月を新垣が演じ、佳道役で磯村勇斗、大也役で佐藤寛太、八重子役で東野絢香が共演。第36回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品され、最優秀監督賞および観客賞を受賞した。》

タイトルからえちえちな話なのかと思ったら、“普通”の枠に当てはまらなくて自己肯定感に欠けるような生きづらい人たちが描かれていて、彼らにとって生き易い世界というのはどこにあるんだろう、そういう自分にとっても他の世界があるのでは、とか色々考えさせられる映画だった、

内容的にはフェチな話やYouTube活用の功罪、小児性愛など色々と盛り込み過ぎたような気もしたけど、セリフのひとつひとつが練られていて、稲垣吾郎さんをはじめ新垣結衣ちゃん、磯村勇斗くん、そして佐藤寛太くんそれぞれの的確な演技に引き込まれた、東野絢香さんの役が憑依したような繊細な演技も印象的、「ジャックフロスト」で本田響矢くんと共演した鈴木康介くんが出ていたのも嬉しかった。

☆あらすじ☆
横浜に暮らす検事の寺井啓喜は、不登校になった息子の教育方針をめぐり妻と衝突を繰り返している。広島のショッピングモールで契約社員として働きながら実家で代わり映えのない日々を過ごす桐生夏月は、中学の時に転校していった佐々木佳道が地元に戻ってきたことを知る。大学のダンスサークルに所属する諸橋大也は準ミスターに選ばれるほどの容姿だが、心を誰にも開かずにいる。学園祭実行委員としてダイバーシティフェスを企画した神戸八重子は、大也のダンスサークルに出演を依頼する。
※映画.comより

キャスト
稲垣吾郎
新垣結衣
磯村勇斗
佐藤寛太
東野絢香
山田真歩
宇野祥平
渡辺大知
徳永えり
岩瀬亮
坂東希
山本浩司
鈴木康介

監督
岸善幸

134分

G

T・ジョイPRINCE品川3 18:10〜観客20人程/210席









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