続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「ソウルの春」(2023韓国/クロックワークス)

《1970年代末に韓国民主主義の存亡を揺るがした実在の事件を基にフィクションを交えながら映画化し、韓国で2023年の観客動員数第1位となる大ヒットを記録したドラマ。「工作 黒金星と呼ばれた男」のファン・ジョンミンがチョン・ドゥグァン役、「無垢なる証人」のチョン・ウソンがイ・テシン役で共演し、「アシュラ」でも2人と組んだキム・ソンス監督がメガホンをとった。》

うわ〜、これは気になっていたので観るのが楽しみだったけど、始まってすぐに、下調べしてからにすればよかったと後悔(^^;

実話ベースということでちゃんと予習していれば、実在の人物や史実と比べながら観る楽しみがあったと思うとそこは残念だったけど、ファン・ジョンミンさんやチョ・ウソンさん、そしてイン・ソンミンさんなど韓国の顔ともいえる俳優さんたちの熱演に引き込まれたというか、軍人としての信念に基づいて行動するイ・テシンと独裁者の座を狙って画策するチョン・ドゥグァンとの攻防から目が離せなくて、人間ドラマとしてもしっかり描かれているので、歴史は知らなくても面白く観ることができた。

史実ベースということで結果は変えることができないけど、勝利したのは独裁者の座を勝ち得たチョン・ドゥグァンなのに卑劣な横顔が垣間見えて、高潔なイ・テシンとの対比で何故か敗北者のように思えてしまう演出はさすが韓国映画、演じたファン・ジョンミンさんの振り切った演技も印象的!

基本、映画は前情報なしで観るようにしているけど、これは観る前にこの時代のことを調べるか先に人物相関図や劇中の組織図など掲載のパンフを読んでから観る方がより入り込めるかも!

☆あらすじ☆
1979年10月26日、独裁者と言われた韓国大統領が側近に暗殺され、国中に衝撃が走った。民主化を期待する国民の声が高まるなか、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官は新たな独裁者の座を狙い、陸軍内の秘密組織「ハナ会」の将校たちを率いて同年12月12日にクーデターを決行する。一方、高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシンは、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況に置かれながらも、軍人としての信念に基づいてチョン・ドゥグァンの暴走を阻止するべく立ち上がる。
※映画.comより

キャスト
ファン・ジョンミン
チョン・ウソン
イ・ソンミン
パク・ヘジュン
キム・ソンギュン
チョン・マンシク
チョン・ヘイン
イ・ジュニョク
チョン・ドンファン
キム・ウィソン
ユ・ソンジュ
アン・ネサン
チェ・ビョンモ
パク・フン
キム・ソンオ
アン・セホ

監督
キム・ソンス

原題  12.12: The Day







142分

G

T・ジョイPRINCE品川1 17:45〜観客30人程/119席


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