続・とりあえずの映画鑑賞メモ

夕凪の街 桜の国(2007)

“平成16年度文化庁メディア芸術賞マンガ部門大賞、第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞したこうの史代の同名マンガを実写映画化したヒューマン・ドラマ”

ということで、東京外語大のある西武多摩川線の多摩駅からの帰りは乗り継ぎで新宿を通過するので、新宿トーアで「彩恋」、レイトでテアトル新宿で「こわい童謡 裏の章」を観ようと思っていったん下車しましたが、始まるまでにだいぶ待ち時間があり、レイトまでの待ち時間も長いしで今日は欲張らずに1本だけにしようと決めて川崎に向かいました。
ほんとは18:00から始まる「トランスフォーマー」が気分的には観たかったんですが、間に合わず、結局、18:10からのこの作品になりましたが、これも早く観たかったのでちょうど良かったです。

原爆を扱った映画だけにいい加減なコメントは控えますが、“過去と現在の2つの物語を通して原爆が世代を超えてもたらす悲劇を静かに見つめる”…過去の話“夕凪の街”のヒロイン麻生久美子のはかなげな風情ときたら…横顔を見ているだけ涙が出そうになってしまうのです。

なにごとも当事者でなければわからない悲しみ苦しみ痛みがあるとは思いますが、被爆した人たちやその家族の苦しみは想像してもできるものではないくらいの地獄だと思うと、せめて、こういうことがあったという事実は忘れないようにしないといけないと改めて思いました。

テーマは重いのですがトーンは軽やかといってもいいくらいで、特に現在の話“桜の国”のヒロインである田中麗奈の明るさ強さが救いになっているというか、彼女の視線から観客も一緒になって過去を辿ることができる作りになっていたので入り易かったのかも…。

岩波ホールで上映中のドキュメンタリー「ヒロシマナガサキ」も近いうちに観に行きたいです。

109シネマズ川崎3 18:10~観客4割程/121席

コメント一覧

ぽっぽ
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はじめまして、TBさせて頂きました。
今日私もこの映画を観てきたところです。
田中麗奈さんの明るさには確かに救われました。
麻生さんも”悲しいヒロイン”ではなく、あの時代を生きたひとりの女性として、とても素敵でした。
是非色んな年齢層の方に観てほしいなと感じる作品でした。
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