続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「ベルナデット 最強のファーストレディ」(2023仏/ファインフィルムズ)

《フランスを代表する名優カトリーヌ・ドヌーブが主演を務め、シラク大統領夫人としても親しまれた元政治家ベルナデット・シラクの知られざる姿を、ユーモアを交えながら描いたドラマ。「12か月の未来図」のドゥニ・ポダリデスが参謀ベルナール、「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」のサラ・ジロドーが娘クロードを演じた。監督は、本作が長編劇映画デビューとなるレア・ドムナック。》

これは“大統領を務めたジャック・シラクの夫人として親しまれた女性ベルナデット・シラクの実人生を自由に脚色したコメディドラマ” ということで、まずは冒頭から物語を説明しながら歌う合唱団が出てきたりと自由すぎる脚本に意表をつかれながらの、フランス大統領夫人を演じたのがカトリーヌ・ドヌーヴというのも嬉しくて、80歳を過ぎてすっかり貫禄はついたものの、時にはお茶目に時には威厳を感じさせながらオートクチュールに身を包んで動き回る姿にスクリーンから目が離せなかった、亀が好きでいつも亀のブローチを身につけていたのもツボ、なんと亀さんの名前はマリー・アントワネット!w

いくら脚色と銘打っていても実在の人たちをこんなふうに脚色するなんて日本ではありえないような気もするけど、そこはおフランス、辛辣で皮肉な風刺の中にたっぷりのユーモアも込めながらの最後は痛快、大統領官邸であるエリゼ宮のゴージャスな映像も見ごたえがあった。

早く観たいと思いながら午前中の回しかなくて有楽町が新宿で観ようと思っていたけど、先週金曜日から夕方の回になったので近場で観られてよかった!

☆あらすじ☆
ベルナデット・シラクは夫ジャックを大統領にするため、常に影で働いてきた。ようやく大統領府エリゼ宮にたどり着いたものの、夫やその側近、そして夫の広報アシスタントを務める娘クロードから「時代遅れ」「メディアに向いていない」と軽視され、大統領夫人としての仕事すら与えられない日々を過ごすことに。そこで彼女は、かつて知事を夢見ていたエリゼ宮の職員ベルナール・ニケを参謀に、「メディアの最重要人物」を目指してひたすら任務に励む。時代に寄り添いながらポジティブに変化し発信を続ける彼女の姿に、国民は熱い視線を寄せ始める。
※映画.comより

キャスト
カトリーヌ・ドヌーブ
ドゥニ・ポダリデス
ミシェル・ビュイエルモーズ
サラ・ジロドー
ロラン・ストケル
リオネル・アベランスキ

監督
レア・ドムナック

原題または英題  Bernadette

93分

G

T・ジョイPRINCE品川7  16:50〜観客20人程/124席







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