またひとつ好きな映画が増えました、これ、とても良かったです、やっぱり沖縄を舞台にした映画とは相性がいいのか、それとも沖縄の風土が映画に魔法をかけるのか、或いは沖縄を選ぶ監督さんの感性が好きなのか、沖縄でなくても演出的に素晴らしいのか、そのあたりはわかりませんが…ってゴチャゴチャ考えながらも、俳優さんで観る自分的にはやはり、主演の“孤独な殺し屋”役のワン・リーホンがカッコ良くて惚れ惚れしちゃったというのが正直なところかも。
彼の中国語のナレーションがまた耳に心地良くて、基本的にはナレーション嫌いな私ですが、今回に限ってはうまく使っているような気がしました。
面白いのは共演の鈴木京香の“孤独でわけありな女”役の方は一切ナレーションを使わず、ひたすら日常生活を淡々と追っていることで、観ているこちら側に彼女の過去や現在を想像させる…うまい対比だと思いました。
そういえばこの作品の鈴木京香さん、なんだかレイチェル・ワイズに似ているような…というか、彼女の映画は何本も観ていますが、こんなに美しいと思ったのは初めてかも。
主な登場人物としては、あとは香椎由宇が登場して、話としてはそれぞれが“わけありな”世界をひきづりながら微妙に絡み合う…それだけなんですが、内面的な奥行きも感じられて、この作品でワン・リーホンが作った様々な中華料理(台湾料理?)のように味わい深いものがありました…あ、この料理がまたみどころなんですが…長くなるのでとりあえず送信!
ちなみに、“乾杯”って一気に飲むことなんだそうで、なるほどそう言われてみれば杯が乾くんだから飲み干すことね、一気したくない時は“随意”(スイイと聞こえましたが)と言うんだそうです、なるほど(^-^)b
ユーロスベース1 19:00~観客20人程/92席
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