続・とりあえずの映画鑑賞メモ

蟹工船(2009/IMJエンタテインメント)

“支配する者と支配される者…果てなき欲望と絶望の激突!!反撃…雇用情勢や労働環境の悪化を背景に、若者のあいだで改めて脚光を浴びている小林多喜二によるプロレタリア文学の名作を、「弾丸ランナー」「MONDAY」のSABU監督が映画化”

《カムチャッカ沖で蟹を獲り、そのまま船内で缶詰に加工する蟹工船を舞台に、劣悪な環境の中で、資本家の思いのままに搾取され、逃げ場のない絶望にさらされていた出稼ぎ労働者たちの一人が立ち上がる…》
今日はお楽しみの水曜日ですが、出るのが遅くなってしまったので新宿に向かいました

これ“空前の再燃ベストセラーの映画化”ということで、私は原作は読んでませんが、プロレタリア文学といえば「蟹工船」というくらい有名だしそれなりの暗さ重さは覚悟してましたが、作り替えが中途半端だったような気がしました、せっかく、“現代の蟹工船”を作り上げたなら、いっそのこと、もっと、“そうきたか!”と驚かせるような笑いの要素があってもよかったかも?

でなければ、とことんオリジナル映画や原作に近づけてもよかったのでは?とも思いましたが、“自分のこと、自分で決める。これ大丈夫ネ。ひとりひとり立たないとダメ、文句言って何もしない人ダメよ。わからない、怖い、やらない、コレ何も変わらないヨ!”…これは主人公の新庄が迷い込んだロシア船で出会った通訳の中国人の台詞ですが、原作にあって、1953年の映画では省かれていた台詞なんだそうで、ほんとその通り、“行動しなければ何も変わらない”というメッセージは伝わってきました。

1953年の映画も渋谷で上映してますが午前中の回なのがで残念、レイトでも上映してくれたら観たいです

テアトル新宿18:55~観客6割程/218席
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