続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「世界で一番美しい少年」(2021スウェーデン/ギャガ)

《ルキノ・ヴィスコンティの名作『ベニスに死す』で、タジオ少年を演じ、その美しさで世間を魅了した、ビョルン・アンドレセンに迫ったドキュメンタリー。若干15歳で“世界で一番美しい少年”としてもてはやされた、彼の人生の栄光と影をアーカイブ映像とともに解き明かす。監督は、クリスティーナ・リンドストロムと クリスティアン・ペトリ。》

冒頭、ビョルンアンドレセンのその後らしき人物が見えて、そこは見たくないと最初は思ったけど、アップになるにつれて、昔の美しさが少しも損なわれていないことに驚いてすぐに引き込まれた。

ルキノ・ヴィスコンティの「ベニスに死す」といえば名作中の名作で何度も観ているけど、ただただ、ビョルンの美しさに見惚れて、子役としての苦悩や葛藤などに思いを馳せることもなかったので、自分も彼を苦しめていた周りの人間のひとりのようで複雑な思いだったけど、映画のシーンや当時のビョルンの映像や子供とのショットなど貴重な映像も目にすることができて感激!

明治チョコレートのCMは覚えていたので懐かしかったけど、来日して日本語でレコードを出していたのは知らなかったのでびっくり、その歌声がエンドロールでも流れるので聞き入ってしまった、ちょっと恥ずかしい気もしたけど(^^;

それにしても美しい少年というのは髪の量が減らず、体重が増えなければ歳をとっても美しいんだと今回の作品で妙に納得、近いところでは去年の2月に観た「ミッドサマー」でも出ていたけど役柄が特殊メイクの痛ましい姿だったので、ビョルンが出ていたことに驚くだけだったけど、今のビョルン・アンドレセンのファンになってしまいそうだった。

あらすじ
『ベニスに死す』のタジオ少年に抜擢された、ビョルン・アンドレセン。1971年の公開から50年が経ち、ヴィスコンティ監督との出会いや、オーディションの裏側を語る。“世界で一番美しい少年”と称された、美しさゆえの、名声、破滅、再生が明かされる。


原題 THE MOST BEAUTIFUL BOY IN THE WORLD

98分

監督
クリスティーナ・リンドストロム
クリスティアン・ペトリ

キャスト
ビョルン・アンドレセン
池田理代子
酒井政利

シネスイッチ銀座2 16:55〜観客10人程/182席

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