話は至ってシンプルで自律神経失調症と診断された主人公が治療のためと勧められてひたすら走るだけの話なんだけど、その過程で出会った若者たちとの交流や、妻の思い、家族のように付き添ってくれる親友の存在などが描かれていて、ともすれば“普通”というスタンダードで追い込みがちな常識人の基準について考えさせられる作品だった,東出昌大くんのスクリーン映えする容姿や妻役の奈緒さんの繊細な表情からも目が離せなかった。
タイトルに着地するラストも印象的、ハッピーエンドとはいえなくても•••おっとそこはネタバレになりそうなので観てのお楽しみということで、函館の今の風景も見どころ。
原作は知らないけど,舞台を東京から函館移したことや原作にはない妻の存在など、映画的な脚色は大成功かも!
あらすじ
心のバランスを崩し、妻と函館に戻って来た和雄は、友人の勧めで精神科を受診した。そこで自律神経失調症だと診断された彼は、治療の一環として、毎日のランニングを指示された。やがて、和雄はそれぞれの事情で、函館にやって来た若者と一緒に走るようになる。
116分
PG12
監督
斎藤久志
キャスト
東出昌大
奈緒
大東駿介
Kaya
林裕太
三根有葵
利重剛
室井滋
クノ真季子
ヒューマントラストシネマ有楽町2 18:35〜観客5割程/62席
最新の画像もっと見る
最近の「映画」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事