続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「FLEE フリー」(2021デンマーク=スウェーデン=ノルウェー=仏/トランスフォーマー)

《20年の時を経て祖国アフガニスタンからの脱出を語る青年アミンの姿をとらえたドキュメンタリー。主人公をはじめ、周辺の人々の安全を守るためにアニメーションで制作され、アカデミー賞で史上初めて国際長編映画賞、長編ドキュメンタリー賞、長編アニメーション賞の3部門ノミネートを果たした。また、アヌシー国際アニメーション映画祭でも最高賞となるクリスタル賞ほか3部門を受賞している。監督は自身も迫害から逃れるためにロシアを離れたユダヤ系移民であるヨナス・ポヘール・ラスムセン。》

これは20年かけて祖国のアフガニスタンから脱出した様子を語る青年アミンの話を中心にしたドキュメンタリーなんだけど、何故にアニメ?と思ったら、実話なので周辺の人々を危険にさらさないための工夫とわかって納得というか、全編がアニメというわけではなくて時々、古いニュース映像からの実写シーンが流れて当時の様子がわかるのも見どころだった。

主人公アミンが映画監督である親友に語る過去があまりにも悲惨で胸がつぶされそうだったけど、今もまだ変わってないと思うとやりきれない思いだった。

アミンが祖国アフガニスタンでは許されないゲイであることも重なって何重にも不自由な思いをしてきたと思うと、逆説的な意味にも思えるタイトルも印象的、金曜日からレイト上映になるので、今のうちに観ておいてよかった。

☆あらすじ☆
父が当局に連行されたまま戻ることがなかったアミンは、残された家族とともに生まれ育ったアフガニスタンから脱出した。やがて家族とも離れ離れとなったアミンは、数年後たった1人でデンマークへと亡命する。30代半ばとなり、研究者として成功を収め、恋人の男性と結婚を果たそうとしていたアミンだったが、彼には恋人にも話していない20年以上も心に抱え続けていた秘密があった。親友である映画監督の前で、アミンは自身の過酷な半生を静かに語り始める。
※映画.comより

監督
ヨナス・ポヘール・ラスムセン

原題 Flee

89分

G

T・ジョイPRINCE品川5 19:10〜観客20人程/210席





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