続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「雨の中の慾情」(2024日本=台湾/カルチュア・パブリッシャーズ)

《「さがす」「岬の兄妹」の片山慎三が監督・脚本を手がけ、漫画家・つげ義春の同名短編を独創性あふれるラブストーリーとして映画化。ほぼ全編台湾でロケを敢行し、2人の男と1人の女の切なくも激しい性愛と情愛を描き出す。義男を成田凌、福子を中村映里子、伊守を森田剛が演じた。「ドライブ・マイ・カー」の脚本家でドラマ「ガンニバル」でも片山監督と組んだ大江崇允が脚本協力。2024年・第37回東京国際映画祭コンペティション部門出品。》

これは!!!

まずはタイトルから覚悟はしていたものの、冒頭のタイトルそのものの慾情シーンからのR18でもよさそうなシーンがけっこうあってドギマギしながらも、ボカシが入る度に間延びしたような感じになったというか、時代も場所もよくわからなくて話についていけなかったけど、独特な昭和の雰囲気は印象的だった!

片山慎三監督といえば、2019年の3月に観た「岬の兄妹」では昭和な手書きの真っ赤な文字のタイトルから圧倒されっぱなしでガツンとやられた気分だったというか、2022年の3月に観た「さがす」でも部屋の様子や人物造形など匂い立つようなリアルさは韓国映画に通じるものがあって嫌いではなかったけど、今回の作品はわかりづらくてパンフでSTORYを読んで納得の部分が多かったのは残念だったけど、昭和初期の日本を感じさせるレトロな町並みが多い台湾中部の嘉義市でオールロケを敢行したという映像も見どころかも!

内容とは関係ないけど、福子役の中村映里子さんの表情とか中山美穂さんに時々似て見えて、時期が時期なだけに何度もハッとさせられた。

☆あらすじ☆
貧しい北町に住む売れない漫画家の義男は、アパート経営のほかに怪しい商売をしている大家の尾弥次から、自称小説家の伊守とともに引っ越しの手伝いに駆り出される。そこで離婚したばかりの福子と出会った義男は艶めかしい魅力をたたえた彼女にひかれるが、彼女にはすでに恋人がいる様子。伊守は自作の小説を掲載するため、裕福な南町で流行っているPR誌を真似て北町のPR誌を企画し、義男がその広告営業を手伝うことに。やがて福子と伊守が義男の家に転がり込んできて、3人の奇妙な共同生活が始まる。
※映画.comより

キャスト
成田凌
中村映里子
森田剛
足立智充
中西柚貴
松浦祐也
梁秩誠
李沐薰
伊島空
李杏
竹中直人

監督
片山慎三

132分

R15

T・ジョイPRINCE品川1 18:25〜観客20人程/119席







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