この前遅ればせながら「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」を観た時にこのホドロフスキー監督の頭の中を覗いてみたいと思ったので、改めてその異才ぶりを知ることができてよかった。
映画の「DUNE」は頓挫したけど、その後のSF映画に与えた影響の大きさに驚くと共に、80代半ばとは思えないパワーにビックリ、“人生で何か近づいてきたら《イエス》と受け入れる。離れていっても《イエス》だ。失敗が何だ?”といった名言に観ているこちらが元気をもらえる思いだった。
リンチ版の「砂の惑星」も大好きだけどホドロフスキー版の「DUNE」も観てみたい!
もうすぐ公開の新作「リアリティのダンス」も楽しみ。
《当初、鬼才、アレハンドロ・ホドロフスキーが監督を予定していた『DUNE』は、スタッフにメビウスやH・R・ギーガー、キャストにサルバドール・ダリやミック・ジャガーといった人物が参加予定の斬新な企画だった。ところが製作は中止になってしまう。その一連の騒動を監督本人やプロデューサーのミシェル・セイドゥーらが語る。ホドロフスキー監督本人のほかプロデューサーのミシェル・セイドゥーや監督のファンであるという『ドライヴ』などの監督ニコラス・ウィンディング・レフンなども登場、デヴィッド・リンチが同原作で監督を務めた『砂の惑星』についての感想、また当時作られた美しいストーリーボード集の絵なども挿入》
◆キャスト
アレハンドロ・ホドロフスキー, ミシェル・セイドゥー, H・R・ギーガー, クリス・フォス, ブロンティス・ホドロフスキー
原題:Jodorowsky's Dune
90分
キネカ大森3 16:40~観客15人程/40席
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