これは大収穫!
舞台となった甲府の風景も印象的で、秋から始まり、冬、春、夏と移り行く季節の中で、大学を卒業したものの、働くこともなく家事も手伝わず、マンガを読んだり食っちゃ寝のぐうたら生活を送る“モラトリアム”なタマ子の日常がとにかくリアルで、演じた前田あっちゃんの自然体な演技に引き込まれた。
父親がマメに作る手料理がまた美味しそうで、テーブルに並べられた家庭料理がどこか懐かしいおふくろの手料理みたいでもありお腹空きました(笑)
父親役の康すおんという俳優さんは名前はよく見るけどちゃんと意識したのは初めてかも、なんかとても雰囲気があってよかった。
78分と短い映画だったので、まだまだ観ていたい気分でいっぱい、次は康すおんさんの父親を主人公にした再婚話を中心にしてモラトリアムから卒業したタマ子のその後の話が観てみたい、写真館の息子の仁くんももちろん登場希望(笑)
《東京の大学を出たものの、父親がひとりで暮らす甲府の実家に戻ってきて就職もせず、家業も手伝わず、ただひたすらに食っちゃ寝の毎日を送る23歳のタマ子が、やがてわずかな一歩を踏み出すまでの1年を追う》
主題歌を星野源、脚本を「リンダ リンダ リンダ」「マイ・バック・ページ」の向井康介が担当。
◆CAST
前田敦子、康すおん、伊東清矢、鈴木慶一、中村久美
78分
109シネマズ川崎8 14:50~観客20人程/89席
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