続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「女神の継承」(2021タイ=韓国/シンカ)

《「チェイサー」「哭声 コクソン」のナ・ホンジンが原案・製作、ハリウッドリメイクされた「心霊写真」や「愛しのゴースト」を手がけたタイのバンジョン・ピサンタナクーン監督がメガホンをとった、タイ・韓国合作のホラー。》

これは!
韓国映画の「哭声 コクソン」も怖くてゾワゾワしたけど、ナ・ホンジン監督が今回はプロデューサーに回っての、「哭声 コクソン」で描かれていた迷信、都市伝説、悪霊祓いにZ要素などてんこ盛りな展開がさらに濃くなっていたというか、場所をタイの村に変えての景色も目新しくてとにかくもう不気味というか、出ている人たちもとても俳優さんには見えない人が多くて、ドキュメンタリーを作るという設定なので、本当に起こってるような感じでカメラの動きもスリリング、韓国映画とはまたひと味違う面白さだった。

と思ったら、終盤になって急になんでもありなZ風味になってしまったのは残念だったけど、祈祷師一族の後継者探しの一部始終みたいな展開やタイの宗教事情なども見どころ。

ちなみに霊媒を意味する英語の原題“The Medium”を変えての邦題はなかなかいいかも、オーディションで選ばれたという、ミンを演じたナリルヤ・グルモンコルペチの美しさ、憑依した時の気味悪さなども見どころだった。

☆あらすじ☆
タイ東北部の村で脈々と受け継がれてきた祈祷師一族の血を継ぐミンは、原因不明の体調不良に見舞われ、まるで人格が変わったように凶暴な言動を繰り返すようになってしまう。途方に暮れた母は、祈祷師である妹のニムに助けを求める。ミンを救うため、ニムは祈祷をおこなうが、ミンにとり憑いていたのは想像をはるかに超えた強大な存在だった。
※映画.comより

キャスト
ナリルヤ・グルモンコルペチ
サワニー・ウトーンマ
シラニ・ヤンキッティカン

監督
バンジョン・ピサンタナクーン

原題  The Medium

131分

R18+

丸の内ピカデリー2 17:30〜観客30人程/434席





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