続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「星くずの片隅で」(2022香港/Cinema Drifters=大福=ポレポレ東中野)

《コロナ禍の香港を舞台に、都会の片隅で誰にも気づかれずに生きる人々の姿を丁寧な人物描写と美しい映像でつづったヒューマンドラマ。「燃えよデブゴン TOKYO MISSION」のルイス・チョンがザク、「宵闇真珠」のアンジェラ・ユンがキャンディを演じた。「少年たちの時代革命」で共同監督を務めた香港の新鋭ラム・サムが単独でメガホンをとった。》

コロナ禍の人間模様を描いた映画は邦画では何本か観たことがあるけど邦画以外ではこれが初めてのような気がしたけど、香港が舞台だとなんでこんなにオシャレになるんだろうと思わせるような、「天使の涙」や「恋する惑星」みたいな美しい映像も印象的。

消毒作業に明け暮れる主人公ザクを演じたルイス・チョンはあまり知らない俳優さんだったけど、リウマチを患う母の世話をしながら清掃会社を切り盛りする主人公を好演。

職を求めて彼の清掃会社にバイトで働くようになるシングルマザーのキャンディを演じたアンジェラ・ユンもよく知らなかったけどガッキーとのんちゃんを合わせたような雰囲気で、愛する子供を守る母親を演じて魅力的。

彼女の役柄を受け入れられるかどうかがこの作品の評価の分かれ目かもだけど、見えているものは悲惨だったり雑多だったりするのに伝わるものは繊細な美しさや温かさで、絶えず“かけがえのない”という言葉が頭の中を飛び交うような、温かい気持ちになれるような作品だった、子役のトン・オンナーちゃんの自然な演技にも拍手!

☆あらすじ☆
2020年、コロナ禍で静まり返った香港。「ピーターパンクリーニング」を経営する中年男性ザクは、車の修理代や洗剤の品薄に頭を悩ませながら、消毒作業に追われる日々を過ごしていた。そんな彼のもとに、職を求める若いシングルマザーのキャンディが現れる。幼い娘ジューのため慣れない清掃の仕事を頑張るキャンディだったが、彼女が客の家から子ども用マスクを盗んだために、ザクは大事な顧客を失ってしまう。
※映画.comより

キャスト
ルイス・チョン
アンジェラ・ユン
パトラ・アウ
トン・オンナー

監督
ラム・サム

原題 窄路微塵 The Narrow Road

115分

G

TOHOシネマズシャンテ1 18:50〜観客6割程/224席







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