続・とりあえずの映画鑑賞メモ

「湖の女たち」(2024/東京テアトル=ヨアケ)

《「日々是好日」「MOTHER マザー」の大森立嗣が監督・脚本を手がけ、作家・吉田修一の同名小説を映画化したヒューマンミステリー。若手刑事・圭介役を福士蒼汰、介護士・佳代役を松本まりかが担当し、特殊な関係に溺れていく刑事と容疑者という難役を熱演。ベテラン刑事・伊佐美を浅野忠信、週刊誌記者・池田を福地桃子が演じた。》

これは!
大森立嗣監督作品は「グッバイ・クルエル・ワールド」とか「星の子」とか、わりと好みの作品が多いけど、これは「さよなら渓谷」を観た時のようなしんどさで、観ているうちに苦痛を感じてしまったというか、介護施設での不審死事件を軸に、取り調べる刑事と取り調べられる容疑者の支配するものと支配される者との歪んだ関係、事件の17年前に起こった薬害事件や旧日本軍の731部隊などテーマを盛り込み過ぎたわりには着地点がどこにもなくて困ってしまった。

刑事役の福士蒼汰くんと容疑者役の松本まりかさん、どちらも好きな俳優さんなのであまり演じて欲しくない役柄で困惑したけど、役者さんとしては手応えのある役で新たなスタート地点に立ったのかも。

☆あらすじ☆
湖畔に建つ介護施設で、100歳の老人が何者かに殺害された。事件の捜査を担当する西湖署の若手刑事・濱中圭介とベテラン刑事・伊佐美佑は、施設関係者の中から容疑者を挙げて執拗に取り調べを行なっていく。事件が混迷を極めるなか、圭介は捜査で出会った介護士・豊田佳代に対して歪んだ支配欲を抱くように。一方、事件を追う週刊誌記者・池田由季は、署が隠蔽してきた薬害事件が今回の殺人事件に関係していることを突き止めるが……。
※映画.comより

キャスト
福士蒼汰
松本まりか
福地桃子
近藤芳正
平田満
河合勇人
根岸季衣
菅原大吉
土屋希乃
北香那
大後寿々花
川面千晶
呉城久美
穂志もえか
奥野瑛太
吉岡睦雄
信太昌之
鈴木晋介
長尾卓磨
伊藤佳範
岡本智礼
泉拓磨
荒巻全紀
財前直見
三田佳子
浅野忠信

監督
大森立嗣
原作

141分

G

T・ジョイPRINCE品川7 15:55〜観客15人程/124席






名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事