鯨工場

静岡鉄道の古い車両をメインに作ってます

鉄コレ 静岡鉄道100形製作記

2020-02-28 19:06:00 | 日記


今日は鉄コレ静鉄100形の加工内容についてまとめてみました。

主な加工内容としては
・雨樋移設
・再塗装
・手すり等各種精密化
                              等です。





左 加工後 加工前 右

主な加工内容としては
・雨樋の移設
・屋根上機器の適正化
・各種精密化
・再塗装
           等です。



雨樋は製品より1mmほど上に移設してあります。
静鉄100の雨樋は両運転台で登場した初期車と2両固定で登場した後期車で雨樋の高さが異なり、鉄コレのタイプは後者となります。
しかし妻面は両運転台から改造されたタイプ、エラーとなってしまいます。

両運転台制作についてはまた気が向いたら書きます。

またパンタグラフの前に付いているボックス

これは運転室内用のベンチレーターで長沼工場製車両特有の装備となります。
100形も貫通扉閉塞固定窓化後に取り付けられました。

しかしこのベンチレーター、製品は客室上に取り付けられてしまっています。

これでは運転士からクレームが来てしまいます。笑

長沼工場製の車両はよく運転室の熱問題に悩まされていたそうでこのままではいけない!と思い雨樋移設のついでにこちらも移設

あと鉄コレはパンダ横のハンガラも再現されていなかったのでこれも別途追加
ボナの私鉄用ハーフガーランドベンチレーター(p-119)を使用しました。



塗装はクリーム部分がGMクリーム10号
赤部分がミスターカラーのあずき色の上に軽く白を吹いて退色表現としました。
我が家の静鉄色レシピです。


とても地方私鉄の工場から生まれたとは思えないモダンなデザイン
当時の長沼工場の技術力の高さが伺えます。



100形のワンマンプレートとパチリ📸










鉄コレ 静岡鉄道 1000形製作紀

2020-02-23 19:28:00 | 日記
私の模型作品の中でも特にお気に入りの静岡鉄道1000形の制作過程をまとめてみました。
 



右 加工前
左 加工後






主な加工内容としては
・手摺、ドアノブ配管等の別パーツ化
・塗装の塗り直し
・屋根の非冷房化改造
・運転室内の精密化 
                            等です

40年以上前の地方私鉄の資料は数も多くなく、制作よりも実写考証や時代考証等にとても手間と時間がかかりましたが、様々な方々の資料や証言のおかげで何とか完成させられました。

特に屋根上の資料は皆無に等しく、現在の姿から想像して制作しました。




非冷房編成パンタ周り

架線に優しいカーボンスライダーを再現する為、パンタ擦り板を黒に塗装。
パンタから伸びるボックスも黒色に塗装。





全面下部の手摺
製品のままだと内側に寄りすぎているんですよね。

少し外にずらすといい顔になります。





運転室内機器

窓の大きい車両なのでいいアクセントになります。




ステンレス塗装

サフを吹きヤスリスティックフィニッシュでよく表面を磨いた上でガイアのスーパーステンレスをガイアのツールクリーナーで希釈、垂れないギリギリくらいの加減でよく吹くと綺麗なステンレスの質感が再現できます。

ポイントは研磨段階で手を抜かない事と希釈です。
ツールクリーナー多めが個人的には好みです。



今年の3月に引退が発表され最後の走りを見せてくれている1000形第一編成

自分の大好きな車両の1番輝いてた時代をいつまでも手元に置いておけるのはいいですね!