されど われらが日々―――

この小説を読むと思い出す恩師

国語教師だった恩師

おおよそ教師とは似つかぬ風貌

いつも背中に影を背負った雰囲気を漂わせ

一匹狼のようでとても憧れていた


休み時間や放課後に

アコースティックギターを奏でながら歌う姿

今でも目に焼きついている


卒業後、一緒にお酒を呑んだ時

守ってあげたくなるような　淋しげな背中

一緒に歌った『翼の折れたエンジェル』


最近は連絡も途絶え

どうされているのかわからない


また一緒に呑みたいなぁ

あなたが作ってくれた私の価値観

とても大切にしているから

大人になって

家庭を持って

初めてわかったこと

社会のこと

いっぱい語り合えそうな気がするから

先生　また逢いたいな