あやめの里便り

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「芹澤鴨の真実」と出会う為に

2016-11-14 00:12:34 | 潮来・茨城の歴史

今現在生きている中で、160年前の世界を見ていた人間はいません。

それでも書物や日記、史跡等の歴史的資料・史料があり、専門家と言われる方々が、達筆過ぎて読めない文章や素人には手の届かない文献の解説をして下さいます。有り難い事です。

私も素人ながら「芹澤鴨の真実」を探ろうと歴史を齧って来ましたし、思いを巡らせて来ました。これまでの経緯や試行錯誤など、脚本のねたばれなどでお読み頂いたかと思います。

 

日記や走り書き等も現在は資料・史料となっていますが、それぞれ遭遇する事柄も違いますし、立場によっても事柄の受け取り方や書きようは違います。そして話を聞いたとして、その相手は誰だったのでしょうか。例えば公的なお達しか無責任な世間話か、どちらにしても「そのまま書き付けたもの」だろうと思いますが、書き様によっては内容が変わってしまった部分もあるでしょうし、現代の私達が理解出来ていなかったり、解釈を間違える場合もあります。ややこしいですね

そして資料・史料の保存状態や維持状態によっては「劣化」「破損」「紛失」「焼失」「処分」また建物の「撤去・取り壊し」などという事にもなっていきます。その重要性は、時代により変化してしまうのです。

そもそも当家と言われるお家また地域にはどのように伝えられているのでしょうか。幕末の水戸藩とその周辺では、口に出すには憚れる事件がたくさんあったのです。

風聞や言い伝えも必ずしも真実とはかぎりませんし、それを確定とするには、確かな証拠を見つける以外に無いのだと、地道に郷土史研究をされている方々の姿勢から学ぶ所でありました。

教科書でさえ内容が変化している昨今、「芹澤鴨の真実」は必ずや見つけ出されて行くのだろうと、期待をこめてお待ちしています。

 

まもなく箱根紀千也氏の2冊目の御本が発売の予定。

新発見は有りや無しや。

 

※一部、内容を整理しました。

 

 

 

 

 

 


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