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SAEKI89 Medical Trainers🥎元巨人・佐伯院長のスポーツ総合治療院

「院長の愛用品・グラブ編」

人間誰しも愛着のある物があると思いますが、私も野球人である以上、グラブ、バット、シューズ
に関してはそれ相当の思い入れがあります。ということで、まずはグラブ編から…


【愛用品 その1  米国製ローリングス社の外野手用グラブ(写真左)】

 時は遡り80年代後半。
留学中に野球の本場アメリカでプレーしていた私は当時M社のグラブを使用していましたが
「郷に入らば郷に従え」ということもあり、野球用品の王道であるローリングスのグラブに憧れ、
「ケン・グリフィーJr」モデルを当時160ドルで購入しました。日本製とは違い非常に雑な製法で
当初は親指と小指の部分が薄くて柔らかく打球に負ける感じがしたので、一度皮紐を全て解き
近所のホームデポで購入した薄いカーボンの板を型通りにトリミングして補強しました。
あとは土手の部分にウールを詰め直してネット部分の皮紐にオイルを浸透させ、最後にハンマーで
ポケット部を叩いて深くし、自分の手に合う逸品に仕上げました。その光景を不思議そうに
眺めていたチームメイトから後日「型作り」の要望がなぜか殺到してしまいました。
(手先の器用さと職人気質はこの頃から??)
 新庄剛志が阪神タイガース入団時に7500円で購入したグラブを引退時まで17年間使用
していたことはあまりにも有名ですが、私もここぞという時は約20年前の米大学時代から使用
しているこのグラブ以外考えられません。


【愛用品 その2  日本製ローリングス社のファーストミット(写真中)】

 Gコーチ時代は選手のコンディショニングの一環として上原浩治、槙原寛己、入来祐作など
ボールに強烈なスピンのかかった投手。ガルベスや斉藤雅樹などボールに重さのある投手の
遠投から近距離のキャッチボールまで一日に何人も相手をすることもあり、前述のグラブでは
寿命がもたないため、アシックスにファーストミットをやや硬めの皮革でカスタムオーダーしました。
 原型は「マーク・マグワイア」モデルなのでやや大きめの仕上がりですが、力のあるボールを
受け続けたお陰で短期間でポケットの深さやネット部分の柔らかさが理想的に仕上がり、
ワンバウンドの悪送球でもしっかりとすくい上げることができます。
 余談ですが、当時所属していたドミンゴ・マルティネスはこのミットを気に入り、試合で一塁を
守る際に使用していたという(当然エラーなし)逸品です。
ただし… 試合中に守備についているマルちゃんを見ていると、マイグラブに何度もツバを
かけて皮革をなめしていたのはご愛嬌か…?(笑)


【愛用品 その3  日本製ローリングス社の外野手用グラブ(写真右)】

 長年使用している米国ローリングス社のグラブが耐え切れずにとうとう悲鳴を上げてきたため、
国産の「グリフィーJr」モデルとその後「ラウル・モンデシー」モデルをオーダーしました。
小指の位置がきつく感じるグリフィーモデルは兄に譲り、モンデシーモデルを主に使用しました。
 オーダーする際に迷ったのがグラブの色で、一般的にジャイアンツカラーといえば黒とオレンジ
でしょうけれど、実際に当時のユニフォームや帽子には黒は使用されておらず、長嶋監督の
アイディアで濃紺というか濃い藍色を採用しています。(ウソと思う方はご来院時に確認を)
よって、アシックスの担当者に「全体が濃い藍色で紐をオレンジにして下さい」とオーダーして
出来上がったのがこのグラブでした。
 親指の部分にはマイヒーロー「ROCKY BALBOA」の刺繍が入っています。しかしながら…
徐々に色褪せてきたのとオイルが染み込んだ皮紐が赤に変わり、東京ヤクルトの選手たちから
「来年はウチに移籍ですか?」と言われるほどのスワローズカラーに変色してしまいました。(笑)



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