カープ３－２ドラゴンズ
昨年は夏場以降4度の5割挑戦をしながら結果はすべて黒星だったカープ。
しかし今回は一発で突破しました。
実に4月25日以来、82日ぶりの5割復帰。7月以降での5割は実に2008年10月5日以来のこと。
一夜明けて。
たった1日で借金生活などに戻りたくはありません。
ひとつ壁を超えたのです、今日はからまた一つ上のステージに向かって！
先発は前田健太。
オールスター前10勝を掲げている男にとって最高の試合、・・・となるはずでした。
しかし意外にも・・・。
カープが2点を追いかける展開になるとは。
3回、自らの守りのミスなどもあり満塁のピンチを背負い、和田に2点タイムリーを打たれます。
序盤3回で0-2、まぁなんとかなるだろうと思っていたのですが・・・、
ドラゴンズ先発岩田に苦戦しました。
岩田には今年すでに2勝も献上していたのですねカープは・・・、打てない・・・。
前田健太が7回でマウンドをサファテに譲り、ドラゴンズ側も岩田から「防御率0」ソーサに交代。
しかし流れは動きません。
0-2・・・、前田健太登板の試合で負けてしまうのか・・・。
9回裏、マウンドにはドラゴンズの守護神・岩瀬が。
きっと・・・、岩瀬が・・・、タイガース・藤川、ジャイアンツ・マシソン、
あるいはカープの150キロトリオのように、速球主体でグイグイ押すタイプだったら、
このまま終わっていたかもしれませんね。
逆に言えば、やはり今はカープに勢いがあるっ！
見事な攻撃でした。
単打ばかりではありましたが、菊池も、梵も、1点差に迫るタイムリーを放った堂林も、
代打で同点打を放った迎も。
しかし、先頭打者が出塁するか、しないかって本当に大きいですね。
その意味でルーキー菊池のヒットは、「何か起きるぞっ」って感じが球場全体に生まれましたからね。
そして石原。
満塁の場面で、解説の達川氏は「前田智でも良い」と言っていましたが、
監督は迷うことなく（？）石原にそのまま打席に送りました。
併殺打、という最悪のケースも脳裏に浮かびましたが・・・。
石原のコメント
「勝って良かったです。
（サヨナラの場面については？）
スクイズのサインが出たので、何が何でもやろうと思っていました。
今日はマエケンが良い投球をしていたのに、
なかなか援護できずにいたんですけど、最終回にこういう形で勝てて良かったです。
迎、堂林、そしてその前につないでくれた打者たちが、勇気を与えてくれました。」
あの場面で冷静に決める石原さすがベテランです、若鯉にはまだ無理でしょうね。
石原は今月2度目のスクイズでしたね。
お立ち台で、「今のカープはどこが良いのか？」と言う問いに対し、真顔で
「みんな良いです!!」
うーんさすが捕手、冷静な分析だ（笑）
今夜の勝利で、
2ヶ月連続勝ち越しを早くも決め、そして2002年以来10年ぶりの勝率5割以上での折り返しを決めたカープ。
本当に、本当に、あの落合氏が言ったように「後半戦台風の目になるチーム」になってきました。
選手も、監督も自信をもってそれぞれの役割をこなしているのが最高の結果を導いています。
今は全てが上手くいっています！
さて、明日の先発ですが・・・、
私の予想はやはり外れました、福井ではなく、今井でしたね。
恐らく篠田同様、悪ければ代える体制で望むでしょう、先発投手の役割でなく、
ロングリリーフとしての役割をこなしてくれればいいというところかもしれません。
福井も、梅津も、河内も控えています。
今村、サファテ、ミコライオの速球トリオも前半戦最後の試合を投げたいことでしょう。
明日は総力戦で、貯金2つ目をもぎ取りましょう！
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今年はカープが主役だ！
