カープ２－１ベイスターズ
わずか4安打に抑えられたカープ打線ではありましたが、
今日の試合は、まさに全員で勝ち取った勝利でありました。
1点を必死に奪いにいき、必死に守る。
守りのミスはありました、でも必死に挽回しようとする姿。
ミスの中から何かを学び、きっとそれが今後に繋がるはず。
先発のルーキー野村は、6月13日以来のマウンド。
勝ち星は1ヶ月間ありません。
7回を懸命に投げ被安打4本ではありましたが、
これまでの躍動感ある投球ではありませんでしたね。
0-0で迎えた5回表。
先頭打者を四球で出し、そのあと堂林のエラーで失点。
堂林は8回にも送球ミスがありましたね。
打線がベイスターズ先発山本を捉えられない中、
嫌な得点を先に与えてはしまいましたが・・・、その裏、
プロ初スタメンとなったドラフト2位ルーキー菊池がライトオーバーの3ベースヒットで出塁！
低めの球を上手く捌き、打球は伸びる伸びる！
その面構えといい、大きく成長して欲しい選手の一人です。
きっと将来カープの中心選手になってくれることでしょう。
そしてこの後、ベテラン石原が見事スクイズを決め試合は振り出しに。
難しい球でしたが上手く決めてくれました。
ルーキー野村＆菊池の奮闘に応えるかのように、さすがはベテランです。
この試合、
序盤では天谷のダイビングキャッチ、赤松のホームへの好返球などベテランが守備で野村を盛り立てました。
7回には石原の盗塁阻止もありましたね。
打てない試合展開の中での奮闘が光りました。
そして見せ場は7回裏。
カープ全員野球を凝縮したようなイニングでした。
先頭打者岩本が連続試合安打を19に伸ばすセンター前ヒットで出塁。
そして続く5番堂林には・・・、送りバントのサインを。
守備のミスをバットで返上させるかと思いましたが、野村監督ここは手堅い作戦。
そしてこれをキッチリ決める堂林。
今最もカープで輝いている堂林に対し、
打たせるのではなく「つなぎの野球」に撤しさせる作戦。これがカープの野球。
続く迎に代わり、野村監督はここで代打に丸を送ります。
その丸は、ボールを良く見極め四球で出塁。
代打丸は殊勲打を放ちたかったでしょうが、低めのフォークボールに手を出さず、
ここでも「つなぎの野球」が見られました。
そして・・・、次打者は前の打席でプロ初安打を放っている菊池ですが・・・、
真打ち登場、代打・前田智徳がコールされます！
前田は終始冷静、カウント2-2からの6球目を見事にセンター前の決勝タイムリー！
「さすがっ」としか形容の言葉が見つからないほど、まさにここ一番の切り札ですね。
これで今季14打点目ですか！
本当に、野村監督の采配が見事にハマったイニングでした。
まるで首位を快走するチームが、何をやっても上手く事が運ぶかのように。
ベンチでは、代打を送られた菊池も大喜びでしたね。
ちょっと長いですが、試合後の前田智徳のコメントを。
「今日はどうしても勝ちたいゲームだった。
しかも今日は若い野村くんが久しぶりに投げるんで、僕もドキドキしながら見てたんですけど、
病み上がりにしては淡々と投げている姿は頼もしいですね。
（追い込まれてからのタイムリーだったが？）
とにかく点が入ればというところで、良い所に飛んでくれたんでね。
岩本がゆさゆさしながらよく走ってくれて、
良い蹴り（本塁クロスプレーのスライディング）があったんで、
ボールが（捕手のグラブから）転がって良かったですね。
（若い選手をどう見ているか？）
交流戦のころから若い選手が思い切って、どんどんスイングをして良いプレーを心掛けて。
みんなでここまでやってきてるのが良い方向に出てますからね。、
まだまだ借金が多いんですけど、１日でも早く返すようにこつこつとね、
若い選手が頼もしいです」
ルーキー野村は、5月31日以来の5勝目をゲット。
これで再び勝ちだすことでしょう。
7月初戦を「つなぎの野球」「全員野球」で白星をもぎ取ったカープ。
週明けからはタイガース＆スワローズとの対決です。
ここで借金を一気に減らしましょう！
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今年はカープが主役だ！
