2018年4月に発行された『美空ひばり最後の真実』(西川昭幸/著)という本がある。その中で大高ヨシヲ一座について少しだけ触れているのだが、彼らが長野県で交通事故に遭った年を昭和22年としているのは間違い。
トラックが転落したのは昭和21年10月だった。当時、杉田劇場で働いていた片山茂さんが昔の思い出を残しており、その手書き原稿には確かに昭和22年10月と書いてあるのだが、昭和21年10月の劇場案内を見れば、事故は昭和21年に起きていたことが分かる。
昭和21年10月15日の神奈川新聞に掲載された劇場の案内である。大高ヨシヲが事故死したのは、昭和21年だったことが、これによって確認できた。
ちなみに、『ひばりデビュー伝説 もうひとつの真実』(飯島哲夫/著)では、昭和21年10月に事故死したと書いてある。
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