これまたしばらく時間がたってしまいまして・・・
××歳台になると時間が経つのがあっという間よ～って誰かが言ってましたが ホントですね
虎ノ門にある古いオフィスビル
６Ｆ建てのうち２Ｆから５Ｆまでのフロアで中央の階段室をはさんで
片側に男子トイレ、もう片側に女子トイレがあります
２階男子トイレ
４階男子トイレ
２階女子トイレ
４階女子トイレ
５階女子トイレ
オーナー様いわく空き室が出た後、次に借りようと思う人の内覧で必ず言われるのが「トイレは和式ですか・・・」ということ
最近ではどこのオフィスビルでも公共施設でも、大半にウォシュレットが付いているこのご時世・・・
借りる側から見るとやはり和式便器は大きな減点対象になってしまうようです
最初に現場にお伺いしたときに、その場でだいたいの作戦を考えます
「こうして、こうして、こっちから配管まわして・・・」
男女合わせて全部で８か所あるトイレのうち３か所はすでに洋式便器にリフォーム済みでした
参考のためにリフォーム済みのトイレを見てみると・・・
あれ？私の作戦と違う・・・
「これなんでこうしたんだろ・・・」
頭の中であーだこーだ あれこれ考えてはみるものの結果的には「きっとこうだからこうしたんだな」とえらく勝手な解釈で終わらせてしまいます
全く同じ条件の現場で よその業者さんがどういう風に工事したのか見るのはなかなか面白く勉強になります
余談ですが 写真のはじっこに私の“指”がピョコピョコ写ってまして・・・
どの順番で撮ったのか解らなくならないように階数を表しています
ちょっと気持ち悪くてスミマセン
で 施工後の現場の写真がこれ
２階男子トイレ
４階男子トイレ
２階女子トイレ
４階女子トイレ
５階女子トイレ
ほぼ同じアングル ほぼ同じ状況。
かろうじて貼り紙や芳香剤であ これは３Ｆだな・・・とかこっちは２Ｆだな・・・を判断
これが現場が始まったら いや～ なにが大変って
私が一番頭がぐちゃぐちゃになったのが今、自分が何階にいるのかわからないこと・・・
ここ 階段とかエレベーターの前とかに「●Ｆ」って書いてなかったんですよ・・・
オーナー様との現場での打ち合わせの時
私：「・・・はい わかりました。では次の階に行きましょうか・・・
えーっと・・・あれ？今何階だ？」
オ：「あ ここは４Ｆです △△商事さんですから」
私：「では次は上ですね」
オ：「いえ 上はもう洋式になっているので下ですよ」
私：「・・・すみません」
工事の１日目は５ヵ所同時に→和洋リモデル工事をし
同時に電気工事も入っていたので職人さんは全部で７人
入れ替わり立ち替わり あっちやってこっちやってで、かなりにぎわっていました
・・・と 電気屋さんから電話が・・・
Ｓさん：「今何階ですかー？３Ｆに来てほしいんですけど」
私：「？？？・・・わかんない 私今どこ？」
まいっか とりあえず１つ上がってみる・・・あれいない
ってことは今いたのは４Ｆでここは５Ｆか
じゃあ２つ下がるか・・・あれ？ ここ１Ｆじゃん！！！
で３つ上がる・・・
ハァ ハァ
私：「おま・・ハァ たせ・・ハァ」
Ｓさん：「えっと ここがこうで・・・・じゃあこっちを・・・」
私：「了解 それで行きましょう」
あれ 電話だ
Ｔ君：「あのー すいません ちょっと５Ｆの女子トイレまで来てもらっていいですか？」
私：「わかった すぐあがるね」
で２つ上がる
ハァハァ ハァハァ
私：「おま・・ハァハァ たせ・・ハァハァ」
Ｔ君：「あ すいません ここが結構こんなで・・・」
私：「うん・・うんうん じゃあそれちょっと ひとっぱしり買ってくるよ」
で５つ下がる
あ また電話だ
Ｎさん：「あのー２Ｆの男子トイレなんだけど・・・」
私：「・・・ダメ すい・・ハァハァ ません・・ ちょっと休憩・・・」
よわっ
工事の９日間で 私の太ももはかなり鍛えられたかも・・・
施工後の出来栄えは上々
オーナー様の手配で塗装屋さんも入り、施工前と施工後では明るさもイメージもガラッと変わりました
女子トイレは前より大きな鏡をつけて二人が同時に入っても化粧直しができるようにしました
この鏡 空間を広く見せる効果もあり、なかなか評判がよかったです
またやろ・・・
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