月に一度の夜まわりの日。夕方頃から現役のホームレスを含むボランティア数名とおにぎり作り。おにぎり2個とおかずパックを40セット。そのうち12セットを川岸のホームレスへ。現役の方に配達してもらう。残りを夜まわりして、駅と会館周辺のホームレスへ水と共に届ける。
残った12セットと、無料弁当38個、お菓子、マスクなどを21:30から出して22:30には残1。新規の方もいて、早いペースで無くなる。近くの市民会館周辺のホームレスのうちのほとんどは、食料を受け取らない。理由は定かではないが、収入があり、寝床を作る頃には食事が終わっている可能性が高い。
一年前に始めた頃は「いらないよ」と冷たくあしらわれたが、受け取らなくても「いつもありがとね」と言ってくれるようになった。高齢のホームレスにだけ毎晩配達しているのだが「助かっているよ」と感謝される。「空き缶の値段、上がったんですか?」と聞くと「10円だけね」とため息まじりで言う。
彼らは二人組で缶集めをしているが、買い取り価格も10年前と比べると厳しいらしい。冬場は厚着だったので分からなかったが、ランニングシャツ一枚の体はガリガリに痩せ細っていた。
70代ぐらいの痩せた男性から店の前で話しかけられる。「ここで働けませんか?スタッフを募集していませんか?」話を聞くと、ウェイターの経験があるらしい。「ご飯食べてます?」と聞くと、たまたま店の外の掲示を見て、無料弁当を待っているとのこと。
終わりが近づいていると思ったのか、常連がお疲れ様の意味をこめてケーキを差し入れしてくれた。これも「やさしさのバトン」さて、もうすぐ8月。無料弁当を続けるかどうか決めないと。
(7/26のTweetより 一部修正)
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