無料弁当69個＋お菓子、スタッフからの差し入れのパン20個ぐらいと、スタッフ手作りのクッキー30個ぐらいを21:30から提供して、23:30頃に完パケ。最終日前夜ということもあり、スタッフが弁当利用者に提供する為に用意してくれたパンとクッキーを弁当利用者に。利用者からもスタッフへの差し入れアリ。ありがたい。
弁当は早々に出来上がり、応援に来てくれた方々とのんびり雑談。開始の時間になり、外に出ると10名ほどの列。提供が始まってからもどんどん列は長くなり、飛ぶように弁当がなくなっていく。ゆっくりめに来る常連の方々も、いつもより早めの来店であった。開始からおよそ15分で、50以上の弁当が出た。毎晩遅めの時間帯に必ず来る方々の分が無くなってしまったので、残っていたご飯をかき集め、追加で9個つくり、何とか足りた。「いつも遅くにしか来られなくて、今夜初めてもらえました」という方もいた。
今夜も路上脱出二人目の方が訪れた。ケースワーカーに確認し、生活保護の家具什器費で電子レンジも可能だと言われたらしい。彼は炊飯器、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、電子レンジをリサイクルショップで見積りし、来月には配達されるとのこと。配送料は無料だが、二階へ運ぶ為の追加料金が発生した場合は、生活保護費の中から支払わなければならない。マイナンバーは時間がかかるので、住民票を取って証明書とし「次は携帯電話です」と明るく話す。もっと話したそうであったが、追加の弁当づくりで対応できず。
スタッフの一人が路上脱出一人目のアパートへ配達。線路向こうのホームレスへは私が配達。どちらも体調が悪そう。線路向こうのホームレスは昼に役所に行ったらしいが、うまく話が通じていないようで、まだ路上にいる。隣の区のムテイを脱走してきたらしいことが分かる。なぜ赤羽に来たか尋ねると「病院が近いから」と話す。北区議に知りあいがいて、明日の昼に会う約束らしい。明日は台風が近づいていて夜は雨予報だと話すと驚いていた。気をつけるよう伝えたが、脚が悪く、杖をついて歩く彼は、いざという時に避難できるのだろうか。数ヶ月前に、とあるホームレスを、大雨の中、公園から近くの市民会館の軒下に避難させたのを思い出す。
「雨だと来られないから、今夜が最後になるかも」と、杖をついた高齢の方が寂しそうに話す。私たちも寂しいです。
明日は、いよいよ無料弁当最終日。いつもどおりに。
（9/30のTweetより 一部修正）
