無料弁当60個+お菓子、マスクを21:30から出して22:30に残4。今夜も早いペースで無くなって行く。開始時は7名ほどの列が自然にできるようになった。遅めの時間にのんびり来ていた方々が、少しだけ早めに来るようになった。「早めにもらって早めに寝よう」と、数人に助言した効果。いい感じ。
話好きのおじさんがいて、昨夜は寝てしまい来られなかった分、今夜は遅くまで残り、話して行った。取りに来る方が警戒するので、以前は認めていなかったのだが、取りに来るのはほとんど顔見知りなので、たまにはいいでしょう。求職中の方に、自らが勤務する警備職を紹介したり(紹介料を貰えるらしい)今は来なくなった利用者の近況を教えてくれたりした。
そのうちに、足の悪い男性が弁当を取りに来たので「生活保護を取った方がいい」という話になった。彼は生活保護の制度を詳しく知らなかった。住居があっても、職があっても要件を満たせば受給資格はある。その事を丁寧に説明した。コロナの影響で派遣先を変えられ、収入が減り、節約の為に医療費も削っている状況。生保を受ければ医療費は無料になる事を聞いて彼は驚いていた。彼の居住区の福祉事務所を検索し、電話番号と住所をメモして渡した。スタッフが提供したテーピングテープで膝を巻き「帰りに場所だけ確認しに行きます」と帰って行った。国民健康保険なら、職場にバレることも無い。早く公助と繋がって足を治し、生活を立て直してほしい。平日の早い時間に行くように伝えたが、仕事の調整ができるだろうか。うまくいってほしい。
深夜にカップルが訪れ、男性が弁当を手にしていた。困っている人に提供していると伝えると、返してきた。
「困ってないんで」そう言って二人で去った。こういう方はたまに現れる。無料だからラッキーと手を出し、「なぜ無料で提供されているのか」という事について、考えが及ばないのだろう。それとも彼女の前だったので強がったか。
困窮者支援が当たり前の世の中になる日は近いんだよ、君が知らないだけで。
(8/22のTweetより 一部修正)
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