無料弁当50個+お菓子、マスク、非常食のレトルトカレーなどを21:30から出して、23:30に残2。昨夜のように殺到することはなく、まぁまぁ順調。それでも、偶然通りかかった方などを含め、新規の方も訪れる。昼には寄付品が続々と届いた。優しさのバトンパスは、今日も続いている。
(6/11のTweetより 一部修正)
二日前(6/8)のこと、20代の大学生が別件で来店し手伝ってくれた。
「何個つくるんですか」
「50個です」
「毎晩、無料で!?……何でこんなことやってるんですか?」
直球ストレートに聞かれた。きっかけは、話せば長い。Web記事に書かれているように、元ホームレスのばぁちゃんと出会ったことや、亡くなったホームレスのこと、ホームレス支援のおにぎり配りなどが発端で、次第に弁当をつくるようになった。でも、こう聞かれたときに、ひとことで返すセリフがある。
「目の前に溺れている人がいた。だから、手を差し伸べた。そこに理由なんている?」
質問に質問で返すズルイ回答。でも、自分の気持ちに一番近い。
生活困窮者の「力になりたい」「気持ちに寄り添いたい」とは思っているけれど、弁当ひとつで助けられるなんて思っていない。
助けを求める方には生活保護を案内するが、それが最善かどうかは分からないし、最終的に選ぶのはその人自身。話を聞いて、心の隙間を満たす。応援して、後押しをする。
多くの方からの助けをもらい、ここまでやってこれた。テレビ、新聞、WEB記事を通して、皆様に渡した優しさのバトンが、めぐりめぐって、店に戻ってくる。会ったことがない方からの寄付でも、やさしい気持ちが伝わる。
だから今日も頑張れる。今夜も弁当配りオジサンと、その仲間達が、赤羽の片隅で、やれることをやる。
(6/9のTweetより 一部修正)
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