開始時に小雨降るも、やがて止む。無料弁当40個+お菓子、非常食などを21:30から出して23:30頃に完パケ。テレビ放送の影響なのか、開始時間に数人訪れる。が、その後は落ち着いた。「報道があると殺到するのでは」と、たまに言われるのだが、今のところ影響は無い。理由は、何となく分かる。
①赤羽で21:30という開始時間の遅さ。(遅いことで、昼に働いている方も来られるというメリットもある)
②予約ができないこと。
③弁当が選べないこと(何のおかずが入っているか分からないし、たいして高級な食材も入っていない)
つまり『嫌いなおかずが入っているかもしれない弁当を、自分の分が残っているか分からずにダメ元で取りに来る』方しか来ない。
後は『偶然通りかかった方』のみ。人通りの少ない裏通りなので、これもほとんどいない。条件的に、だいぶリスキーで、ハードルが高いのだ。だから弁当利用者のほとんどは、地域の住民で(以前に、数駅歩いてきた方もいたけど)、徒歩か自転車などで21:30以降に移動できる元気のある方にしぼられる。
逆に考えると、夜中に外を出歩くことができない方…例えば子供、女性、病人、夜間に働いている方、早く寝る方などには、渡せていないことになる。すべては「飲食店が営業時間後に弁当を提供する」という、こちらの都合で始まったため、結果的に以上のような条件になっている。数多く届けるには時間的に遅いのだが、本当に困っている方に届けるには、ちょうどいいのかもしれない。
もう一点補足。基本的には、店頭のボックスに入れたままで、無人で弁当の提供をしているのだが、一度に大量に持っていかれないように数個ずつ出し、追加するためにスタッフが店内に常駐している。また、外に置いた弁当やお菓子に悪戯されないように、離れた場所から監視し、困っている方や迷っている方にはお声かけしている。
顔見知りになった方からは、相談を聞くことや、近所でホームレスを見かけたなどの情報を聞くこともあり、それが数名の生活保護申請や区議への相談に繋がったこともある。また、連絡先を交換して日雇いの仕事を斡旋したり、取りに来られないホームレスへの配達をお願いしたりしたこともある。継続は力なり。
(5/17のTwitterより 一部修正)
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