無料弁当50個＋お菓子、マスクなどを21:30から出して23:30頃に完パケ。涼しく、風も穏やかな夜。たまたま通りかかった方、以前にテレビを見た方など、初めて来た方が数名いた。開始時間の数分前だけ、常連の方々が殺到するが、みんなルールを守り順番に取るのでトラブルは無い。
その後は落ち着いていて、時間が重なる事はほとんどなく、ポツポツと訪れる。最近は弁当作りの後に犬と戯れる女子が、相手が苦手では無いか確認した上で、犬を紹介したりする。「帰りが遅くなって、すみません」と飼い主さんに言うと、「いつも可愛がってくれて、ありがとうございます」と感謝された。犬も楽しそう。
弁当の提供が始まる前に、近くのマンションの脇にあるベンチを確認しに行った。スタッフから、新しいホームレスがいたという情報があったからだ。スーパーのカートに大量の袋をぶら下げ寝ているという。昨夜、私が別の場所で見かけた方と一致した。ベンチで横になり、ラジオを聞きながら寝ていた。
「こんばんは」と声をかけると、すぐに目を覚ました。「ご飯食べてますか？」「え…」「お弁当配っているんで、持って来ましょうか？」「大丈夫」女性だった。以前に来ていた方と似ているが、同一人物かは分からない。「いま食べたところで、胃を休めているんだよ。ありがとね」「昨夜もいましたか？」と聞くと、隣の区から来たと言う。今夜はそれだけ話して別れた。昨夜、巡回した時に、市民会館の周囲のホームレスは増えていた。時間のある時に見回ろうと思う。
小学生女子は同級生から寄付品を預かった。以前にも寄付してくれた子で、一生懸命考えて、米、塩、ふりかけ、割箸をくれた。ありがたい。
昼に元ホームレスのばあちゃんが訪れた。彼女の家の近くの駐車場を寝床にし、彼女が食事を運ぶなどして支援していたホームレスが、先日亡くなったと言う。「めぐりやさんまで弁当取りに行けって、あれほど言っていたんだけどな…」我々が把握できていない方々が、この街にまだ多くいるような気がする。
（6/17のTweetより 一部修正）
