今朝、路上脱出一人目の方が住んでいたアパートの前を通る。何日も弁当を配達し、彼の話を聞いた部屋。外から見たところ、雨戸が閉まっていて人の気配が無い。部屋を解約し、路上に出たのだろう。
数日前「金を貸してほしい」と、不動産屋と支援者の元に連絡があったらしいが、断ったそう。
最後に彼に会った時に「できれば例の場所では寝ないでほしい」と伝えた。それは、最初に彼を見つけた場所であり、ムテイから逃げた時にも居た場所。
どこを寝床にしようが勝手だし、私がとやかく言う事では無いのだが、そこにはベテランの先住者がいて、その彼に迷惑をかけることになるからと話した。
ホームレスが寝床にしている場所は、川岸の仮設の家などを除いては、朝には場所を移動しなければならない。その際にダンボールなどを置きっぱなしにするなどして迷惑をかければ、居られなくなる可能性もある。彼がしっかりと後片付けができるか不安だったので、「行かないでほしい」と伝えた。
(10/7のTweetより 一部修正)
夜にたまたま時間があったので、無料弁当を10個作り2個はお客様へ提供。残りの8個を持って、知りあいのホームレスの寝床へ配達。毎晩の弁当づくりが終わったことを、直接伝えていない方も何人かいるので、その報告も兼ねて。
予想していたとおり、ダメだと言った場所に彼は寝ていた。路上脱出一人目の彼は、生活保護を利用してアパート暮らしをしていたのに、酒をやめることができず、治療も拒否し、アパートを出て路上に戻った。初めて会った元の場所に、段ボール一枚で寝ていた。
隣にいるベテランのホームレスに経緯を説明すると「よくしてもらったのに、もったいないなぁ」と話す。数日前からいて、今のところ迷惑はかけていないとのこと。ひげボウボウでやつれた顔をしていた。弁当持ってきたよと寝ている彼を起こすと「もらえません」と拒否。無理やりにに弁当を置いて次の配達先へ。
確認した訳では無いが、生活保護は停止状態になっているだけで、すぐには廃止にはならないはず。もう一度同じ部屋に戻るのは難しいだろうが、何か策は無いものか。どちらにしろ全ては彼の気持ち次第。明日もう一度話しに行こうと思う。
線路向こうのホームレスの寝床を久々に訪れるも、痕跡無し。交番に行き、それらしい人を見かけなかったか聞いてみたが、そもそも知らないと言う。無事を祈る。
(10/7.8のTweetより 一部修正)
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