無料弁当60個+お菓子、マスク、キュウリ17セット34本を21:30から提供し23:30に残1。開始時は10名ほどの列。
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勤務中に足を負傷しびっこを引いて歩く方は、昼に居住区であるお隣の区の福祉事務所へ行き、生活保護の申請をした。疑いの目で見られ、本当に足が悪いのか階段を昇降させられたと、憤慨していた。長時間問い詰められ、心が折れそうになったらしいが「家賃支払ったら、ほとんど金が無くなっちゃうんです」と必死に訴えた。「食事だって、赤羽に毎晩無料弁当を取りに行っているほどなんです」「え……それってテレビに出た、めぐりやさんですか?」職員は当店を知っていたらしい。
そのおかげか、打ち解けて話すことができたらしいが、今日中には決まらず審査中ということになった。「いっぱいもらってきました」と、なぜか北区のヘルプカードを持参。よく頑張りました。
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「お久しぶりです」と挨拶をされる。4ヶ月前によく来ていた方で来月から生活保護が出るようになったという。「オーナーからアドバイスを受けたおかげです。報告に来ました」とのこと。話しているうちに、友人の家を転々としていて、土砂降りの雨の中を訪れた方だと思い出した。久々の再会に話が弾む。
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ここのところ連日来ていた方が、微熱があり、迷惑をかけるといけないので、しばらくは来ないと言う。コロナ禍であり、戦慄が走る。平熱が35度7分で今日は36度2分だったらしい。風邪かコロナかは私に分かるわけも無いのだが、毎日食事を取ることによって血行がよくなったという可能性はないのだろうか。「食事はどうするんですか」「何とかします」と真面目。可哀想なので保存食などを少し持たせた。
路上脱出一人目の方には今夜も配達。連日配達をするスタッフのSさんに心を開き色々と話しをするようになったらしい。「しばらく通ってみます」とSさん。彼にお願いしようと思う。
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五輪の弁当廃棄の追加報道があった日。無料弁当の提供期間延長を掲示した。緊急事態延長を見越して、初めて緊急事態期間が終わる日を追い越した。いつまで続くのだろうか。
(8/28のTweetより 一部修正)