無料弁当45個+お菓子、マスクなどを21:30から出して23:00過ぎに完パケ。昼に「まだ無料弁当やっていますか?」というショートメールが店の電話に届いていたことが分かる。返信をして、数回やり取りをしたら、夜に取りに来てくれた。コロナで仕事が無く、2週間ほど何も食べてないと言う。
弁当を持たせ、しばらく立ち話。事情があって親元から逃げてきたとのこと。すぐに対処できる事は無いが、話を聞いて、信頼関係をつくる事からスタート。明日からも来るように伝える。他にも何か話したそうな常連陣が続々と訪れるが、一人では対応できない。気を聞かせた他のスタッフが代わりに聞いて、後ほど報告してくれた。さらに気の利くスタッフが店内から紙袋を用意し、弁当を入れる袋を持ってない方に渡す。弁当つくり隊スタッフの、見事な連携プレー。
路上脱出第一号の方が久々に来店。アルコール依存の治療の為に毎日通院しているようだ。治療の様子を詳しく書いた日記を見せてくれる。時々、目眩がして倒れてしまう事を担当者に話せたらしく、明日別の病院に行き、検査をしてもらうことになった。治療して、少しでも健康になりたいという思いが芽生えたのは、屋根のある生活をすることで、生きる事に前向きになれたからだと思う。
がんサバイバーのオバチャンは、月に一度病院に行く日の数日前から睡眠不足になる。診察結果が怖くて眠れないと言う。その日に眠れたかどうかを毎晩のように報告してくれる。「大丈夫、何ともないよ」「しっかり寝てね」スタッフとの何でもないやり取りが、彼女の心を支えている。彼女は病院に無料弁当を持って行き、待ち時間に食べるという。満たしているのは空腹だけじゃない。心の隙間を優しさで埋める。命を繋ぐ。
(5/28のTweetより 一部修正)
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