無料弁当50個＋焼きそば弁当10個、お菓子、マスクを21:30から出して、23:00過ぎには完パケ。麺をご寄付頂いたので、焼きそば弁当を追加。
スタッフのSさんが、自暴自棄になって布団を捨てた一号の為に、布団や枕などの寝具一式を持ってアパートを訪れた。その後に、一号は自ら弁当を取りに来た。だが、残念なことに目が充血している。
問い質すと、知人と会って、共に酒を呑んだらしい。栄養失調なのか、体がフラフラであった。数日後に区議と役所へ行くことになったらしい。「自分、やっぱダメなんすかね？」酒を呑んでいたら、いつまでも治らないよ。「治りたければ、呑まないで下さい」「はぁ」「呑まないと約束して下さい」「……」
知人に酒をもらわない、酒を呑まない、約束を守りますと、復唱してもらう。生きたいと言うくせに、呑まないとは言えない……普通に考えれば矛盾しているのだが、そんなことはどうでもよくなってしまう。アルコール依存の恐ろしさ。
埼玉のムテイにいる２号が外泊許可をもらい訪れた。やることがなく退屈で、早くアパート設定してもらいたいが「何も言ってこないんですよね」と。
ケースワーカーに自ら連絡はしていないと言う。脱走した過去がある為に言い出しにくいのだろうか。立ち話をし、漫画喫茶に泊まる彼に、弁当を持たせる。
隣の区から「ネットニュースを見ました」という役者志望の若者も来た。ネットニュースに出たのは随分前のはずだが、どういうことだろうか。未だに新規の方が訪れる。常在戦場。野戦病院のような日々は、たぶんもう少し続く。
（7/16のTweetより 一部修正）
