無料弁当60個+お菓子とたい焼き17個を、21:30から提供して23:00過ぎに残り2個。夜に十条駅近くの 「けんぞう」という店から電話があり、日本一分厚いたい焼きをご寄付頂く。感謝。開始時に15名ほどの長い行列ができた。昼に店の前を通りかかり、掲示物を見たという方が、3名ほど連れ立って来た。
その後は常連がボチボチ来るのみで、落ち着いたペース。取りに来なくなる方もいて、利用者の顔ぶれは変わるのだが、まだまだ減らず、多くの方から求められているのを痛感する日々。
ほとんどの方は、弁当を受け取った後にすぐ帰るのだが、中にはお話し好きもいて、しばらく会話してから帰る方もいる。先日のこと。「店長さん店長さん、敬老の日、おめでとうございます」「え……まだ敬老の日じゃないけど…」「でも、もしも敬老の日に雨が降って、私が来られないと、おめでとうが言えないでしょ。だから…おめでとうございます」「あと、まだ俺、高齢者じゃないんだけど……」「そうなんですか?」と言って、近くにいた50代の利用者に「じゃあ、あなた。敬老の日おめでとうございます」と、元気よく声をかけていた。「俺もまだのつもりなんだけど」と苦笑していた。
この方は、毎晩少しだけお話をして帰るのが日課になっている。スタッフの健康を気づかってくれて、時々、手紙を書いて来てくれる。文章力があり、長文を読ませる構成力もある。私が普段使わないような熟語(例えば「慳貪」)や表現を駆使し、難しい漢字にはご丁寧にフリガナまでふってある。初めて来た当初は、機関銃のように話し、長くて辟易していたのだが、今思えばアレは自分の事を理解してもらいたいという一心だったのだろう。
今は少し落ち着いていて、要点をまとめて話せるようになった。このTwitterやブログを読んでいる数少ない利用者の一人でもあり、時々感想を述べる。いつも笑顔で明るいが、発達障害ゆえの困難や親族の不幸があった。それにもめげず前を向いて生きている。「店長さん、お達者でー」「はい、お達者で」
(9/16のTweetより 一部修正)
最新の画像もっと見る
最近の「無料弁当」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事