仕事から帰りテレビを点けるといきなり飯食い番組が映る。
チャンネルを捻くっても他局も裏で其れをやっていたりと、最近の番組構成の酷さは余りある。
他人が飯を食うのを延々と見せられて、此方は苦痛でしかない。
吾は一度、終わり迄見て辟易した。
其れ以来、此の手の番組は一切見ない。
碌な番組しか無い場合は、テレビを消している。
ブラウン管の中では、台本通りに飯を食い歩き、打ち合わせ通りにスタジオ内で「美味い」と云って見せる。
何がオモロいの?
何処其処の店が美味いと紹介されても、身近にそんな店やチェーン店も無い。
抑々、今の時節、其処に行く事も出来ぬ。
テレビに限らず、色んな方面で飯屋を紹介する輩がいるが鬱陶しいてしゃあない。
自分が美味かったからと云って、他人も美味しく感じるとでも思っているのだろうか。
昔のテレビは面白かった。
プロレス、プロ野球、F1実況、バイオレンスドラマ等々.....。
本当にテレビが飽きなかった。
プロ野球などは、開幕から日本シリーズ迄、一貫して放送されたものだった。
今でも、球場に足を運ぶ若いお客さんも結構居る。
今では、プロ野球の放送は月一位になてるんか知らんけど.....。
態々、勝敗を調べないと何処の球団が上位に居るのかも解らぬ時代である。
ドラマにしても、惚れた腫れたものの小便臭いドラマが多いのには辟易する。
もうちょいグロテスク、バイオレンスな内容でも作れないものだろうか。
コンプライアンスが叫ばれる時代であるから、表現の仕方には気を遣う。
其の事も相俟って表現が制限され、視聴者に響かないものばかりがテレビを陣取っている。
SNSもテレビも、ホンマにしょーーーーもな。