BlueSky,BlueMoon

青空の日も曇り空の日も、星降る夜も…黄色#15を応援しています。

せつない。

2010-04-09 19:33:16 | 竹内譲次
2010年4月4日。
この日、今シーズンがとうとう終わってしまいました。


私はセミファイナル2戦目、この代々木にいることができました。


日立の試合を見に行って、たくさん応援したつもりだけど
残り時間がどんどんなくなっていって
柏木選手のシュートが入ってからは
私は譲次くんだけを見ていました。


終了のブザーが鳴る前に
譲次くんがユニを出した時
「ああ、ほんとに終わっちゃうんだなあ」って思った。

ユニの裾をかじっていた譲次くん。

かじっていないと泣いてしまいそうだったのかな。

昨年のファイナルも
最後の日を見ることになってしまって
その時も譲次くんの姿を見ていたけど
こんな姿を見たのは初めてです。

最後に円陣を組んだ時も
ロッカーに引き上げる時も見せていた譲次くんのその切ない表情は
今でも頭から離れません。

「悔しさ」というよりも「切なさ」だった。


この日譲次くんは
明らかに公輔くんを止めていた。
だけど
譲次くんもやっぱり、公輔くんに止められていた。
お互いに仕事をさせない、二人のぶつかりあい。
ひっぱったり押しあったり、意地の張り合い。


もっとできる、もっともっとやれる。

きっと譲次くんはそう思っていたんじゃないかな。

自分にボールが入ってこない時
大きな声でみんなに指示を出しながらプレーしていた。

ゴール下に譲次くんがいるだけで安心した。

納得のいかない笛にも冷静だった。

端から端までコートを走る姿はかっこよかった。


シーズンが始まる時
「忘れ物を取りに行く」って言った強い思い。

チームも譲次くん自身も
苦しんで苦しんでここまでやってきた。

だから勝ってほしかった。
勝たせてあげたかった。


だけど
譲次くんは昨日のブログで
「負けたのは力がないから」って言ってました。

そしてもっと強くなりたい、とも。


もう少しずつ前に進みだしてるんですね。
セミで負けてしまった悔しさは
間違いなく成長の糧になっていくはずだから。

もっともっと強くなってね。
くたくたな体と心にたくさんのエネルギーをチャージして

もっともっと強くなっていってね。

次のシーズンでは
いちばん最後で最高の舞台で
あなたの最高の笑顔が見れますように。


今年のシーズンもたくさんの感動をありがとう。
 

セミファイナル。

2010-04-09 14:54:47 | 日立サンロッカーズ
セミファイナル2戦目からすでに5日。
先日にはその試合のテレビ放送がありました。


何から書いていいのか…
なんだか迷ってるうちに今日になってしまいました(遅っ!)

そして迷ってるうちに
譲次くんがブログをアップしてくれてました。
(私の前の記事とタイトル丸かぶりですが…)
(時間的に私の方が先だったので、もったいないから直しません・笑)




会場で直接観戦して
私は試合開始直後から泣きそうでした。
ほんとにチームのみんながひとつになって
必死に、一生懸命頑張っていたから。

あの激しい応援合戦を受けて
みんなよく走って声を出して…

なんだかわからないけど
ほんとに半分泣きながら見ていました。

チームが与えられた試練を、会場全体が知っていて
それを乗り越えようと頑張って戦ってる姿をみんなが見守ってる。
その雰囲気もあったからかもしれません。


ふーみんはほんとに頑張ってました。
ルーキーであってあの場でメインのガードを務める。
それがどんなに大変なことだったのか

後半大事なとこでボールをファンブルしてしまった時
自分の足をぱーん!と音がするほど叩いて
悔しがったあの姿を見て、そう思いました。


菅さんは、やっぱり菅さんでした。
チームが沈みそうな時、一番に前を走っていました。
最後の最後までボールを追っていました。
みんなを集めて声をかけていました。
彼がキャプテンで、ほんとによかった。
ここぞの時の菅さんのスリーは何度みんなを救ったことか。
来シーズンも、チームを引っ張っていってほしいです。


酒井くんは、ほんとにディフェンスの鬼でした。
アイシンの、あの外国人プレーヤーを止められるのは
彼しかいないでしょう。
そして今シーズン苦しんできたであろう大事なとこでのスリーは
この日、私たちを大喜びさせてくれました。
ほんとにかっこよかったよ。


タイラーさんは頼れる男でした。
沈着冷静。
あの相手チームの外国人、いや日本人プレーヤーにあおられても
まったく相手にせず
熱くなった気持ちはプレーで表現してくれてました。
この日20得点。
安定したプレーでチームをけん引してました。


ラマーは残念だったね。
調子が良かっただけにもっと出たかったと思います。
いつもは帰りにファンに最後まで挨拶してくれるのに
この日はすぐにタクシーに乗り込んでしまってました。
それが彼の気持ちの表れだったと思います。


上山さんは後半、勝ち負けに関係なく
絶対得点してやる!っていう気持ちでシュートを放っていたと思います。
残念なことに決めることができなかったけど
あのプレーには気迫が感じられました。


岩隈くんは、もっとふーみんを助けたかったと思います。
私は最後の瞬間、たった一人を見ていたのでしらなかったけど
娘が岩隈くんがまっさきに頭を抱えてうなだれたのを見たそうです。
でも時間は短かったけどコートでプレーした岩隈くんは
前に見たときよりも、ずっと上手になってました。
(上からでごめんなさい)


ゆーかもなんとかしてやろうって気持ちが
しっかりと伝わってきました。
アイシンの外国人の方がちょっと上手だった。
ベンチにいてもムードメーカーでおっきい声でみんなを鼓舞してたもんね。

この日出場時間がなかった大屋くんは
試合の後、まっさきに酒井くんのとこに来て肩をたたいてました。
けがに泣かされ、悔しいシーズンだったと思います。


もう一人けがで出られなかったてっちゃん。
開始90分前にまっさきにコートに出てきてシュート練習してました。
彼が出られなくなって、あらためて大事な人だって気づきました。
(今さらでごめんね)


横尾くんはじーっと試合を見てることが多かったです。
何かを考えこむように。
来シーズンはきっとあのコートに立てることを期待してます。

たっちゃんはベンチで時折立ち上がって声を出し
戻ってくるふーみんを励まし、にこにこ送り出す。
癒し系バスケ選手だったけど、次に試合で見るときには
もっともっとたくましくなっていてほしいな。


そして、トシさん。
ベンチに姿を見つけた時は、やっぱり嬉しかった。
そこにいてくれる。
試合には出られないとわかっていても、安心してしまいます。
一緒に軽く体を動かしたり
一度だけベンチよりからシュートを放ったのを見たときには
うるうるしてしまいました。
悔しかったよね。
今年のチームは、間違いなくトシさんのカラーだった。
少しでも早く完治して、またみんなを引っ張っていってほしいです。



小野HCをはじめとするスタッフも必死でした。
小野HCの後ろ姿を見ていて、胸が痛くなった。
最後の最後、酒井くんとふーみんが4ファウルになったとき
二人を変えることをしなかったHC。
コート上のメンバーはスタートのメンバーでした。
小野HCはこの5人にシーズンの最後をまかせようとしてるんだなって。
その心情を考えると胸が痛かったです。


忘れ物を取りにいくつもりだったけど
考えていたより忘れ物は遠いとこにあった。
でも、次は必ず持って帰ってこれると信じています。
それができるチームに、また進化していくはずだから。


勝ってほしかった。
でも、勝てなかった。

だけどみんなで、心に残る試合を見せてくれた。

次こそは必ず。

そのために
頑張ったからだと心に十分な休息を与えてあげてほしいと思います。