感謝の想いでいっぱいになりながら就寝し、
翌朝はシギショアラの街へ移動することにしました。
この日は月曜日。
ママは忙しい中も息子ラドゥくんを学校へ送り出し、
その後は私を長距離バスのバス停まで送ってくれました。
仕事も子育てもして忙しいだろうに、
嫌な顔ひとつせず外国人によくしてくれて…
バスに乗り込んだあと寂しくってうるうるしてました(´゜ェ゜)
Multumesc foarte mult!
さあ。ここから7時間に及ぶ
波乱に満ちかけた長距離バスの旅が始まります!
ブカレスト市内には長距離バスの出るところがあります。
私が使ったバス停にはいくつかバンみたいなのも来たけれど
わたしに言わせたら全然バスターミナルぽくなくて
一人で行ってたら通りすぎそうな所でした。
そこのスタッフらしきお兄さんいわく
シギショアラ行きのバスは数十分後に来るとのこと。
しばらく待つと
「きみ、シギショアラ行きのバス来たよ!」
って、そのお兄さんが呼びに来てくれました。やさし!
このバスは直接運転手さんに運賃を払います。
ちなみに国際学生証を見せれば
何割か安くなるんですよ~☆
ブカレスト→シギショアラは学生料金で
片道49Lei(1500円くらい)です( ´ u ` )
途中ブラショブなどを経由するこのバスには
そこそこ人が乗り込んできていました。
鉄道があってもバスユーザーもいるんですね。
それはやっぱり安いからなんだろうけれど。
まだ雪の残る山道をバスは進んで行きます。
そうそう、安いものには不便性は付き物!!
それが…トイレ。
長距離バスには簡易トイレなんて付いてなくって
しかも途中停車する回数がものすごい少ない!
さらに不運だったのは、朝に紅茶をいっぱい飲んだことでした。
出発前にトイレいったけど、
お茶の利尿パワーなめちゃいけません(`ω´)←
結果どうなったかと言うと、
運転手さんに泣きついて、駅で停めてもらいました。笑
ブカレスト⇔シギショアラ間は鉄道で利用したことのあるルート。
途中でシナヤと言う街を通ることも予測出来たので
もしかしたらその駅で止めてもらえるのでは…と思ったのです。
交渉した時は「いや、無理やで」的なことを言われたのですが
駅前でおもむろにバスを停めてくれた運転手さん。
もうその時ばかりはイケメンに見えました(●ノ∀`)←
ほんとうにありがとうございますとしか言えません…。
ちなみに他の国と同じように公衆トイレでもお金がいるルーマニア。
この時もお金が必要だったのですが
私の様子を察しておばさまが「後払いでええわよ」と言ってくれた上、
1.95レイ(くらい)とか言うとっても細かい料金設定に対し
小銭がギリギリ足りなかったので5レイほど負けてくれました。
(ならば最初からキリのいい値段にすれば、とも思いましたが笑)
トイレ問題も解決し、無事にシギショアラの街に到着!!笑
駅前は相変わらず寂しげな感じ。
オフシーズンだからなおさらです。
さーて、この重たいスーツケース。
駅で預けようと思っていたのですが、
なんとシギショアラの駅にはそんな場所ないと言われてしまいました…(´゜ェ゜)ピンチ
こうなったらどこかホテルにでもお願いするか
ごろごろと引きずり回すかの二択です。
でも後者は避けたいところなので、
駅前にあるカフェバーで聞いてみることにしました。
そこで対応してくれたお姉さん曰く
「近くに荷物預けるような場所ないかも…」
( ´_ゝ`)ズーーーーーーン←私
「でも、ここで良ければ預かってあげるよ」
…お姉さんほんと女神です(゜∀゜)!
そこで食事したわけでもないのに!!
ありがたくお言葉に甘えることにしました( ´ u ` )
おかげで身軽に町中を移動できることになった私。
夏の賑やかさがこれっぽっちも残らない3月のシギショアラ。
お目当てのレストランが開いているのか不安でしたが…
ありました!開いてる!がらがら\(^o^)/笑
夏は屋外にも席がありましたが
まだ寒いこの時期は屋内で暖炉つき。
愛想が良いわけでもない接客ですが
私はこれが食べられたから満足なのです!
サルマーレ!
3年前にぶらりと入ったこのレストランで
たまたま出会ったこのサルマーレ。
味はちょっと濃いめで、量もある。
でも安い!お水と併せても18レイ(540円くらい)(・∀・)
他でもサルマーレを食しましたが、
どうも私はここのが一番口に合っているようです。
ハーフサイズもあるので、デザートのパパナシとセットにしても
量もお値段もお得です☆*
旧市街の広場脇にあるBurg Hostelのレストラン、
機会があればぜひお試しを♪
さて。
好物を平らげたところでここでの任務は終了。笑
と言ってもまだ日も沈まぬ昼下がり。
このまま去るのは勿体ないので街を少しお散歩。
正直なところ夏に比べたら物足りないけれど、
曇り空のこの雰囲気はドラキュラが出てきそう。
辺りが暗くなり出す頃には駅前に戻りました。
あんまり暗い中を歩くのも怖かったのと
お礼の意味を込めてあのカフェで晩ご飯を取ることにしたのです。
元々は民宿で、その1階でカフェバーをしている模様。
駅の目の前、Pensiunea Chicというところ。
荷物を預かってくれたお姉さんはまだ居ました。
薄暗くておしゃれな感じの店内で
ルーマニア最後の食事にチョルバ・デ・ブルタを頂くことに。
これは牛の胃袋が入った白っぽいスープ。
少し酸味があって、お好みでサワークリームを加えます。
牛の胃袋って言っても臭みは全く無く、
量もそこそこあるのでこれだけでも十分。
…とは言えパパナシも食べればよかった。←
ほんとはチップ盛りたかったけれど、
レジできっちりお釣りをくれてしまいました。
お姉さんにお礼を言い、スーツケースをもって駅へ移動しました。
すっかり暗くなり、街灯の光が輝く時間。
駅前にたむろする若者たちに冷やかし(?)の言葉をかけられたけれど
お前ら若いな、と心の中で言って無視。
特にすることもなく、待合室からホームに出てみたり。
ようやく列車の到着時刻が近づき、
地下通路を経由してホームに移動。
ルーマニア人のおじさんが「荷物運んであげる」って言ってくれたけど、
なんせこの人気のない夜だから少し警戒してしまいました。
でも、ホームまで重たいスーツケースを
何の見返りも求めず運んでくれて、
「へぇ、日本から来たんだ?!」とか話もして、
少しでも懐疑心を持ってしまった自分を恥じました。
こんな風に親切にしてもらったことは
ルーマニアでは断トツで多くある印象を受けます。
私を泊めてくれた先のルーマニア人ママと言い、
本心から助けてくれたりする人にいっぱい出会いました。
…ちょっとひいき目かな?笑
たぶん、EUに加盟したとは言え
まだまだ貧しいと言われ、発展もまだまだな国だから
お互いに助け合う精神が今も残っているのかも。
発展してほしいと思う一方、
今のままでいて欲しいと言う思いがあるのも正直なところです…。
日付が変わるまであと数十分。
ハンガリーはブダペスト行きの夜行列車が到着しました。
次はいつルーマニアに来れるのかな…。
でも、いつか必ず戻ってくるよ。
●2014年8月9日追記
\・\・\ 使ったおかね@ルーマニア(一部) \・\・\
≪交通費≫
- Roma⇒Bucuresti (飛行機)・・・・79.99ユーロ
- Bucuresti⇒Sighisoara (バス/学生料金)・49レイ
≪食費≫
- チョルバ+カプチーノ・・・・・・・15.8レイ
- サルマーレ+水・・・・・・・・・・・18レイ
- ペットボトルの水・・・・・・・・・1.89レイ
≪その他≫
- テレホンカード・・・・・・・・・・・15レイ
- スーパーの紅茶 (ティーバッグ)・・・2.99レイ
- インスタントのチョルバ・・・・・ 3.69レイ
※記憶が曖昧な部分もあるので目安までに...
※鉄道はユーレイル・グローバルパス使用
\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\
翌朝はシギショアラの街へ移動することにしました。
この日は月曜日。
ママは忙しい中も息子ラドゥくんを学校へ送り出し、
その後は私を長距離バスのバス停まで送ってくれました。
仕事も子育てもして忙しいだろうに、
嫌な顔ひとつせず外国人によくしてくれて…
バスに乗り込んだあと寂しくってうるうるしてました(´゜ェ゜)
Multumesc foarte mult!
さあ。ここから7時間に及ぶ
波乱に満ちかけた長距離バスの旅が始まります!
ブカレスト市内には長距離バスの出るところがあります。
私が使ったバス停にはいくつかバンみたいなのも来たけれど
わたしに言わせたら全然バスターミナルぽくなくて
一人で行ってたら通りすぎそうな所でした。
そこのスタッフらしきお兄さんいわく
シギショアラ行きのバスは数十分後に来るとのこと。
しばらく待つと
「きみ、シギショアラ行きのバス来たよ!」
って、そのお兄さんが呼びに来てくれました。やさし!
このバスは直接運転手さんに運賃を払います。
ちなみに国際学生証を見せれば
何割か安くなるんですよ~☆
ブカレスト→シギショアラは学生料金で
片道49Lei(1500円くらい)です( ´ u ` )
途中ブラショブなどを経由するこのバスには
そこそこ人が乗り込んできていました。
鉄道があってもバスユーザーもいるんですね。
それはやっぱり安いからなんだろうけれど。
まだ雪の残る山道をバスは進んで行きます。
そうそう、安いものには不便性は付き物!!
それが…トイレ。
長距離バスには簡易トイレなんて付いてなくって
しかも途中停車する回数がものすごい少ない!
さらに不運だったのは、朝に紅茶をいっぱい飲んだことでした。
出発前にトイレいったけど、
お茶の利尿パワーなめちゃいけません(`ω´)←
結果どうなったかと言うと、
運転手さんに泣きついて、駅で停めてもらいました。笑
ブカレスト⇔シギショアラ間は鉄道で利用したことのあるルート。
途中でシナヤと言う街を通ることも予測出来たので
もしかしたらその駅で止めてもらえるのでは…と思ったのです。
交渉した時は「いや、無理やで」的なことを言われたのですが
駅前でおもむろにバスを停めてくれた運転手さん。
もうその時ばかりはイケメンに見えました(●ノ∀`)←
ほんとうにありがとうございますとしか言えません…。
ちなみに他の国と同じように公衆トイレでもお金がいるルーマニア。
この時もお金が必要だったのですが
私の様子を察しておばさまが「後払いでええわよ」と言ってくれた上、
1.95レイ(くらい)とか言うとっても細かい料金設定に対し
小銭がギリギリ足りなかったので5レイほど負けてくれました。
(ならば最初からキリのいい値段にすれば、とも思いましたが笑)
トイレ問題も解決し、無事にシギショアラの街に到着!!笑
駅前は相変わらず寂しげな感じ。
オフシーズンだからなおさらです。
さーて、この重たいスーツケース。
駅で預けようと思っていたのですが、
なんとシギショアラの駅にはそんな場所ないと言われてしまいました…(´゜ェ゜)ピンチ
こうなったらどこかホテルにでもお願いするか
ごろごろと引きずり回すかの二択です。
でも後者は避けたいところなので、
駅前にあるカフェバーで聞いてみることにしました。
そこで対応してくれたお姉さん曰く
「近くに荷物預けるような場所ないかも…」
( ´_ゝ`)ズーーーーーーン←私
「でも、ここで良ければ預かってあげるよ」
…お姉さんほんと女神です(゜∀゜)!
そこで食事したわけでもないのに!!
ありがたくお言葉に甘えることにしました( ´ u ` )
おかげで身軽に町中を移動できることになった私。
夏の賑やかさがこれっぽっちも残らない3月のシギショアラ。
お目当てのレストランが開いているのか不安でしたが…
ありました!開いてる!がらがら\(^o^)/笑
夏は屋外にも席がありましたが
まだ寒いこの時期は屋内で暖炉つき。
愛想が良いわけでもない接客ですが
私はこれが食べられたから満足なのです!
サルマーレ!
3年前にぶらりと入ったこのレストランで
たまたま出会ったこのサルマーレ。
味はちょっと濃いめで、量もある。
でも安い!お水と併せても18レイ(540円くらい)(・∀・)
他でもサルマーレを食しましたが、
どうも私はここのが一番口に合っているようです。
ハーフサイズもあるので、デザートのパパナシとセットにしても
量もお値段もお得です☆*
旧市街の広場脇にあるBurg Hostelのレストラン、
機会があればぜひお試しを♪
さて。
好物を平らげたところでここでの任務は終了。笑
と言ってもまだ日も沈まぬ昼下がり。
このまま去るのは勿体ないので街を少しお散歩。
正直なところ夏に比べたら物足りないけれど、
曇り空のこの雰囲気はドラキュラが出てきそう。
辺りが暗くなり出す頃には駅前に戻りました。
あんまり暗い中を歩くのも怖かったのと
お礼の意味を込めてあのカフェで晩ご飯を取ることにしたのです。
元々は民宿で、その1階でカフェバーをしている模様。
駅の目の前、Pensiunea Chicというところ。
荷物を預かってくれたお姉さんはまだ居ました。
薄暗くておしゃれな感じの店内で
ルーマニア最後の食事にチョルバ・デ・ブルタを頂くことに。
これは牛の胃袋が入った白っぽいスープ。
少し酸味があって、お好みでサワークリームを加えます。
牛の胃袋って言っても臭みは全く無く、
量もそこそこあるのでこれだけでも十分。
…とは言えパパナシも食べればよかった。←
ほんとはチップ盛りたかったけれど、
レジできっちりお釣りをくれてしまいました。
お姉さんにお礼を言い、スーツケースをもって駅へ移動しました。
すっかり暗くなり、街灯の光が輝く時間。
駅前にたむろする若者たちに冷やかし(?)の言葉をかけられたけれど
お前ら若いな、と心の中で言って無視。
特にすることもなく、待合室からホームに出てみたり。
ようやく列車の到着時刻が近づき、
地下通路を経由してホームに移動。
ルーマニア人のおじさんが「荷物運んであげる」って言ってくれたけど、
なんせこの人気のない夜だから少し警戒してしまいました。
でも、ホームまで重たいスーツケースを
何の見返りも求めず運んでくれて、
「へぇ、日本から来たんだ?!」とか話もして、
少しでも懐疑心を持ってしまった自分を恥じました。
こんな風に親切にしてもらったことは
ルーマニアでは断トツで多くある印象を受けます。
私を泊めてくれた先のルーマニア人ママと言い、
本心から助けてくれたりする人にいっぱい出会いました。
…ちょっとひいき目かな?笑
たぶん、EUに加盟したとは言え
まだまだ貧しいと言われ、発展もまだまだな国だから
お互いに助け合う精神が今も残っているのかも。
発展してほしいと思う一方、
今のままでいて欲しいと言う思いがあるのも正直なところです…。
日付が変わるまであと数十分。
ハンガリーはブダペスト行きの夜行列車が到着しました。
次はいつルーマニアに来れるのかな…。
でも、いつか必ず戻ってくるよ。
●2014年8月9日追記
\・\・\ 使ったおかね@ルーマニア(一部) \・\・\
≪交通費≫
- Roma⇒Bucuresti (飛行機)・・・・79.99ユーロ
- Bucuresti⇒Sighisoara (バス/学生料金)・49レイ
≪食費≫
- チョルバ+カプチーノ・・・・・・・15.8レイ
- サルマーレ+水・・・・・・・・・・・18レイ
- ペットボトルの水・・・・・・・・・1.89レイ
≪その他≫
- テレホンカード・・・・・・・・・・・15レイ
- スーパーの紅茶 (ティーバッグ)・・・2.99レイ
- インスタントのチョルバ・・・・・ 3.69レイ
※記憶が曖昧な部分もあるので目安までに...
※鉄道はユーレイル・グローバルパス使用
\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\・\
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