とりあえず日本が勝ったけどまともに取り組めていたのは日本と韓国くらいなものだろうから“世界一”なんて言われると違和感があふれてくる。
“一生懸命”という意味ではキューバやオランダもなんだろうけどチーム環境という意味でハナっから敵ではなかった。
キューバはサイン盗みなどして汚いと週刊誌で叩かれていたけど、日本のように金を湯水のごとく使った斥候活動などできないんだからそれくらい見逃してやれや。
そんな前時代的な環境の中であれだけのチームができるんだから日本よりポテンシャルでは優ってるんぢゃねーかなとも思う。
「いよいよアメリカも黙ってられないんじゃないですか?」などとあいかわらずアホなコメントのキャスターたち。
同じセリフ、前の大会のときも聞いたよ。WBCなんてどーでもいいと思ってるからあっさりと敗退してんぢゃねーかよ。
アメリカのほとんどの野球ファンはWBCなんて見てねーよ。それどころかレッドソックスのファンはユーキリス、ペドロイアとチームから二人もの故障者を出してしまったWBCなんてやめちまえと怒っている。
そう、この時期、ボストングローブとかヘラルドも野球欄のトップはその日に行われたオープン戦の結果。
WBCの話題は申し訳程度でその記事もAP通信から買ったモノだったりする。
ちなみにさっき見たボストンヘラルドのスポーツ記事のトップはオフシーズンのNFLの話題、オーナー会議に出たペイトリオッツ・オーナーの記事。
あとは自身のサイトで引退を表明したカート・シリングの話題と今日、オープン戦でいい投球を見せたブラッド・ペニーについて。
ペニーはやはり今季から加わる斎藤隆とともにドジャースからやってきた。
斎藤といえばつい先日のゲームで、斎藤→岡島→田澤と日本人リレーをしたなんてことがあったっけ。
田澤は最近のカットでAAポートランドに行っちゃったけど、まぁこれは既定路線なわけでオープン戦ではなかなかのパフォーマンスと首脳陣の評価も上々だった。
斎藤は故障さえなければ今季ブルペンのキーマンとなるとこちらも現地の記者も好評価。
そんな話題など日本のニュースではとりあげもせずサムライジャパンでうかれる毎日。
ついでにいえばこの時期はマーチマッドネスと呼ばれ全米が熱狂する大学バスケの大会があるのでWBCの話題など入る余地もない。
ドジャースタジアムが大入りだったといっても韓国人と日本人だけっしょ。これじゃ和田アキ子のアポロシアター公演や五木ひろしのラスベガス公演と変わらない。
日韓決戦だったら日本か韓国でやったらいいのだ。この不況の折りにわざわざアメリカに金を落としてやる必要はない。
“勝てば官軍”というけれどこれで原ジャパンやアホキャッチャーの城島のすべてが正当化されて野村克也の発言がすべて戯れ言と片づけられてしまうとしたら、これで日本の野球は10年遅れた。
ノムさんの言うことが唯一無二の正解とはいわないが、考察すべき選択肢からも外されてしまうのはなんだかなぁ。
とりうえず城島りリードに対する批判は説得力がある。反論があったらむしろ聞いてみたいものだ。
さらにいえばインタビューでみせるイチローや城島みたいな受け答えがアリなんだと子供たちに思われてしまうのもこわいことだ。
どうせ仕事をサボって熱狂したヒトたちだって、しばらくしたら野球のことなんて忘れてしまうんだろうからこれでプロ野球人気が盛り返すなんてこともないだろう。
それどころか青木とかメジャー指向なやつらに拍車をかけて日本の球界はどんどん痩せ細っていくことでしょう。
( あ、阪神ファンは安心してくれ、藤川は1000%メジャーでは通用しないから(笑)
)
アメリカ人が全く注目しなくても商売にはなるし、本国で開催される人材引き抜きの品評会としては充分機能するからMLB的にはすでに成功なのかもしれない。
松坂をMVPにしたところなんかにもMLB中心主義が見え隠れしてるね。
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