日本の核戦略はすべてウクライナが教えてくれた

ウクライナまわりの戦争で日本が選択すべき未来が一択となった。
　まずは原発政策。国内に原発があると非核な国からの攻撃でも核攻撃に早変わりしてしまう危険があるということがつくづくわかったと思う。ましてやわが国ときたら柏崎刈羽原発はいまだにテロ対策が改善できずに再稼働できないときている。
　もうひとつは「核の傘」。
　エマニュエル・ドット氏が著書で指摘してたけど、使用すれば即報復攻撃される種類の兵器を他国のために使うはずがない。
　それは今回、ウクライナへ通常兵器の供与でさえ渋っていた各国の慎重な姿勢がその理屈の充分すぎる証明になったかと思う。
　あと誤解している人も多いようだけど、たとえ日本が他国から攻撃を受けたとしても、アメリカは議会の承認がなければ参戦はできない。
　米軍基地が攻撃受けたら少しは話はかわるかもしれないけど、それでも本土とは扱いが違うだろう。
　日本の選ぶべき道は核保有するか、核を全否定するか。核保有はアメリカが許さないだろうからもう一択しかない。