▲▲gooはソース(タグなど)込みで10000文字以内らしいので前編からの続きです▲
えー、そんなわけでアメリカのスポーツ界は指名されること自体が栄誉(ましてや全体1位ならなおさら)なので日本みたいにゴネたりしないなんてハナシが一般的にいわれてるわけだけど、このうようにエガワっちゃったヤツもちゃんと?いるのだ。
ジョン・エルウェイも引退年の前年に悲願の優勝を果たすまでは、スーパーボウルに3度出るも全敗して悲運のQBといわれたが、ひょっとしたらゴネてプロ入りしたQBはずっと勝てないのか?というのが今回の独断的仮説。
さらには「弟の因果が兄に報い」なんてかんじで、ペイトンのほうもも悲運の伝説を重ねていくのか?などと天才QBの将来を案じてしまうのだ。
考えてみればエルウェイも身勝手極まりなかったよな。つまりこれって
「星野監督は熱すぎるんでオレ、ムリっす。だから中日には行かないっス」
みたいなもんだ。
しかもジョニー・ユナイタスという当時のコルツのスーパースターQBが直々に説得にいったのに、けんもほろろだったとか。これを野球に例えるなら長嶋茂雄がわざわざ出向いたのに…ってプロ野球に例えてもしょうがねーか
でも、こうやって見ると色んな因果が巡ってて面白い。
●まずエルウェイにダダこねられた時のコルツのGMをやっていたマフィアの親分みたいな名前のアーニー・アコーシというおっさんが21年の歳月を経て、今度はジャイアンツのGMとして平成のダダっ子、イーライを受け入れる、つまり選手をもらえる側になったってこと。
●ボルチモア・コルツはジョン・エルウェイにバカにされた1年後にインディアナポリスに移転し、さらに十数年の歳月の後にイーライの兄ペイトンが入団する。ちなみに現在のオーナー、ジム・アーゼイはロバート・アーゼイの息子だ。
●昭和のダダっ子、ジョン・エルウェイが悲運のスーパー初制覇を果たしたのは、平成のダダっ子、イーライが蹴ったチャージャーズの本拠地、クァラコム・スタジアム。
そしてめでたく連覇を果たしたジョン・エルウェイの引退シーズン(98-99)に、平成のダダっ子の兄、ペイトン・マニングが全体1位指名でプロ入りするのだが、やはりこの年にドラフトでの注目をペイトンと二分し全体2位で指名され悪ガキ、ライアン・リーフ(日本でいうと伊良部のようなツラ構え)が入団したのもチャージャーズだった。一位二位が入れ替わってたら、兄貴のほうがチャージャーズ入りする可能性もあったってわけだ。
ついでにこの年、ブロンコスファンに入団したのはマニング兄弟と同じく二世QBとして注目を浴びた、ブライアン・グリーシーだった。ブライアン・グリーシーの父はドルフィンズでマニングもなしえなかった奇跡のパーフェクト・シーズンのロスターに名を連ねたQBだ。(この頃は年間14試合なんだけどね)
ここで、ついでに見出し
For Accorsi, Ben must be Giant reminder of the one that got away
ベンていうのはもちろんスーパーボウルQBのあの人のことね。
実際にはジョン・エルウェイの時もイーライの時も、その決断には父親の影響が大きかったようだが(っていうかアメリカ人はみんなパパの言いなりだ)、アーチーが息子をチャージャーズに入れたくなかったのは自分の現役時代の経験からだといわれている。
アーチーニューオリンズ・セインツに指名され、人気、実力区ともに素晴らしいQBとなり、ちゃんとしたチームでプレイしてさえいれば殿堂入りできたかもしないと言われたが、セインツでの11年間はリーグ最低といわれた攻撃ラインメンの後ろで、身も心もボロボロになっていたらしい。(元ソース→●
)
息子には自分とは同じ道はたどらせたくなかったというのが本音らしいが、でも、これってドラフトの理念に反してないか?…っていう。
ジョン・エルウェイは苦節15年目にして、チーム補強のためにテメェの給料を300万ドルも返上するという大技に出る。その“美談”にプラスして、悲運のQBの肩書きやら、引退の噂やら、下馬評不利への判官贔屓やらで全米の観衆を味方につけ彼のブロンコスファンはレイダース以来のワイルドカードからのスーパー制覇を果たすことができ、ジョン・エルウェイ自身もMVPにも輝いた。
補強のためのサラリーキャップ調整がみそぎになったのか、単に時効がになって神に許されたのかしらないが、とにかくドラフト破りのようなことをして入団したQBは天才といわれながらもずーって勝てませんでしたというハナシ。
実際に世間で噂される、「マニング家の呪い」というのはドラフトとは関係ない。はるか昔、父親の代から続くジンクスということらしい。そもそもドラフトのことなんてもう人々の記憶から消え去っているんだろう。
チャージャーズのファンはもちろん怒ってるが、日本での江川事件のような盛り上がりはなさげだった。とりあえずはチャージャーズも合意の上でトレードが完了しているので問題はないということなのだろうか。さすが司法取引の国だ。
でも数字上の計算は合ってるから「均衡の原則」は保てているっつっても、そもそも一個人がゴネたのが、まかり通ってしまうってのは「合理的」とか「クール」というものとも叉ほど遠い気もする。
父親が長年ニューオリンズ・セインツのQBだったことからもわかるように、マニング兄弟の故郷はニューオリンズだ。それで兄弟はハリケーン・カトリーナの被災地になってしまった故郷のために救援運動をしたということは前に書いたけど、そんときも紹介した「BE A SAINT(聖者たれ)」なんてコピーのはいったセインツコスプレな姿のイーライの写真はチャージャーズ・ファンにとっては「ざけんぢゃねー、誰が聖者ぢゃい」ってなもんなのかもしれない。
写真といえば「Official Eli Manning Sucks Thread」なるところにこんなのが貼ってあった→●。
with six pick(6位指名)の意味がイマイチわかんねーけど、おまへなんか一位なんかぢゃないという意味なんだろうが、こけおろすにしては6位というのはあまりに中途半端。コカコーラ・グッズによくあるwith six packとかけた無理矢理なダジャレだろうか(実際にSanta with sixpackってのもあった。赤いサンタはコカコーラの象徴でもあるからね。ペプシのブリトニー・サンタは青かった(笑))?
今の日本の若者にはコカコーラのsix packの意味もわかんないかもしれないが、昔は日本にもビンが6本入る紙製のキャリングバッグがあったもんだ。
そもそも「Official Eli Manning Sucks Thread」ってのもThis is アメリカって感じ。サイトでもBBSでもなく、単なるBBSの中のスレなんだけど、オフィシャル…っていのがヤバいよね。実際、これってチャージャーズの公式サイト上に立てられたヤツだし。
スワ●ーズの公式サイトのBBSに「高●由●、借金返せよスレ」なんて立てたら、恐らく削除されちゃうと思うんだが…。反戦思想は弾圧してもこういうのは野放しという自由の国バンザーイ(苦笑)
さて
「マニング家の呪い」なんていうと忘れがちなのがヘッドコーチのトニー・ダンジーの立場。マニングが負けるということはダンジーが負けるということ。
プレイオフのスティーラーズ戦でペイトンがスペシャル・チームを追い返し独断でギャンブルに走ったときにチラっ映ったダンジーの顔に、坊主めくりで蝉丸をめくってしまった時ような気まずいものを感じてしまったのはおいらだけだろうか?
クリスマス前におきた息子の自殺など、まさにふんだり蹴ったりのダンジーこそ厄払いしなければならないのかもしれない。今年の正月は川崎大師にゴー…なんちて
そして次のMadden NFLの箱絵にマニング家の子供達が印刷されないことを祈りつつ…
えー、そんなわけでアメリカのスポーツ界は指名されること自体が栄誉(ましてや全体1位ならなおさら)なので日本みたいにゴネたりしないなんてハナシが一般的にいわれてるわけだけど、このうようにエガワっちゃったヤツもちゃんと?いるのだ。
ジョン・エルウェイも引退年の前年に悲願の優勝を果たすまでは、スーパーボウルに3度出るも全敗して悲運のQBといわれたが、ひょっとしたらゴネてプロ入りしたQBはずっと勝てないのか?というのが今回の独断的仮説。
さらには「弟の因果が兄に報い」なんてかんじで、ペイトンのほうもも悲運の伝説を重ねていくのか?などと天才QBの将来を案じてしまうのだ。
考えてみればエルウェイも身勝手極まりなかったよな。つまりこれって
「星野監督は熱すぎるんでオレ、ムリっす。だから中日には行かないっス」
みたいなもんだ。
しかもジョニー・ユナイタスという当時のコルツのスーパースターQBが直々に説得にいったのに、けんもほろろだったとか。これを野球に例えるなら長嶋茂雄がわざわざ出向いたのに…ってプロ野球に例えてもしょうがねーか
でも、こうやって見ると色んな因果が巡ってて面白い。
●まずエルウェイにダダこねられた時のコルツのGMをやっていたマフィアの親分みたいな名前のアーニー・アコーシというおっさんが21年の歳月を経て、今度はジャイアンツのGMとして平成のダダっ子、イーライを受け入れる、つまり選手をもらえる側になったってこと。
●ボルチモア・コルツはジョン・エルウェイにバカにされた1年後にインディアナポリスに移転し、さらに十数年の歳月の後にイーライの兄ペイトンが入団する。ちなみに現在のオーナー、ジム・アーゼイはロバート・アーゼイの息子だ。
●昭和のダダっ子、ジョン・エルウェイが悲運のスーパー初制覇を果たしたのは、平成のダダっ子、イーライが蹴ったチャージャーズの本拠地、クァラコム・スタジアム。
そしてめでたく連覇を果たしたジョン・エルウェイの引退シーズン(98-99)に、平成のダダっ子の兄、ペイトン・マニングが全体1位指名でプロ入りするのだが、やはりこの年にドラフトでの注目をペイトンと二分し全体2位で指名され悪ガキ、ライアン・リーフ(日本でいうと伊良部のようなツラ構え)が入団したのもチャージャーズだった。一位二位が入れ替わってたら、兄貴のほうがチャージャーズ入りする可能性もあったってわけだ。
ついでにこの年、ブロンコスファンに入団したのはマニング兄弟と同じく二世QBとして注目を浴びた、ブライアン・グリーシーだった。ブライアン・グリーシーの父はドルフィンズでマニングもなしえなかった奇跡のパーフェクト・シーズンのロスターに名を連ねたQBだ。(この頃は年間14試合なんだけどね)
ここで、ついでに見出し
For Accorsi, Ben must be Giant reminder of the one that got away
ベンていうのはもちろんスーパーボウルQBのあの人のことね。
実際にはジョン・エルウェイの時もイーライの時も、その決断には父親の影響が大きかったようだが(っていうかアメリカ人はみんなパパの言いなりだ)、アーチーが息子をチャージャーズに入れたくなかったのは自分の現役時代の経験からだといわれている。
アーチーニューオリンズ・セインツに指名され、人気、実力区ともに素晴らしいQBとなり、ちゃんとしたチームでプレイしてさえいれば殿堂入りできたかもしないと言われたが、セインツでの11年間はリーグ最低といわれた攻撃ラインメンの後ろで、身も心もボロボロになっていたらしい。(元ソース→●
)
息子には自分とは同じ道はたどらせたくなかったというのが本音らしいが、でも、これってドラフトの理念に反してないか?…っていう。
ジョン・エルウェイは苦節15年目にして、チーム補強のためにテメェの給料を300万ドルも返上するという大技に出る。その“美談”にプラスして、悲運のQBの肩書きやら、引退の噂やら、下馬評不利への判官贔屓やらで全米の観衆を味方につけ彼のブロンコスファンはレイダース以来のワイルドカードからのスーパー制覇を果たすことができ、ジョン・エルウェイ自身もMVPにも輝いた。
補強のためのサラリーキャップ調整がみそぎになったのか、単に時効がになって神に許されたのかしらないが、とにかくドラフト破りのようなことをして入団したQBは天才といわれながらもずーって勝てませんでしたというハナシ。
実際に世間で噂される、「マニング家の呪い」というのはドラフトとは関係ない。はるか昔、父親の代から続くジンクスということらしい。そもそもドラフトのことなんてもう人々の記憶から消え去っているんだろう。
チャージャーズのファンはもちろん怒ってるが、日本での江川事件のような盛り上がりはなさげだった。とりあえずはチャージャーズも合意の上でトレードが完了しているので問題はないということなのだろうか。さすが司法取引の国だ。
でも数字上の計算は合ってるから「均衡の原則」は保てているっつっても、そもそも一個人がゴネたのが、まかり通ってしまうってのは「合理的」とか「クール」というものとも叉ほど遠い気もする。
父親が長年ニューオリンズ・セインツのQBだったことからもわかるように、マニング兄弟の故郷はニューオリンズだ。それで兄弟はハリケーン・カトリーナの被災地になってしまった故郷のために救援運動をしたということは前に書いたけど、そんときも紹介した「BE A SAINT(聖者たれ)」なんてコピーのはいったセインツコスプレな姿のイーライの写真はチャージャーズ・ファンにとっては「ざけんぢゃねー、誰が聖者ぢゃい」ってなもんなのかもしれない。
写真といえば「Official Eli Manning Sucks Thread」なるところにこんなのが貼ってあった→●。
with six pick(6位指名)の意味がイマイチわかんねーけど、おまへなんか一位なんかぢゃないという意味なんだろうが、こけおろすにしては6位というのはあまりに中途半端。コカコーラ・グッズによくあるwith six packとかけた無理矢理なダジャレだろうか(実際にSanta with sixpackってのもあった。赤いサンタはコカコーラの象徴でもあるからね。ペプシのブリトニー・サンタは青かった(笑))?
今の日本の若者にはコカコーラのsix packの意味もわかんないかもしれないが、昔は日本にもビンが6本入る紙製のキャリングバッグがあったもんだ。
そもそも「Official Eli Manning Sucks Thread」ってのもThis is アメリカって感じ。サイトでもBBSでもなく、単なるBBSの中のスレなんだけど、オフィシャル…っていのがヤバいよね。実際、これってチャージャーズの公式サイト上に立てられたヤツだし。
スワ●ーズの公式サイトのBBSに「高●由●、借金返せよスレ」なんて立てたら、恐らく削除されちゃうと思うんだが…。反戦思想は弾圧してもこういうのは野放しという自由の国バンザーイ(苦笑)
さて
「マニング家の呪い」なんていうと忘れがちなのがヘッドコーチのトニー・ダンジーの立場。マニングが負けるということはダンジーが負けるということ。
プレイオフのスティーラーズ戦でペイトンがスペシャル・チームを追い返し独断でギャンブルに走ったときにチラっ映ったダンジーの顔に、坊主めくりで蝉丸をめくってしまった時ような気まずいものを感じてしまったのはおいらだけだろうか?
クリスマス前におきた息子の自殺など、まさにふんだり蹴ったりのダンジーこそ厄払いしなければならないのかもしれない。今年の正月は川崎大師にゴー…なんちて
そして次のMadden NFLの箱絵にマニング家の子供達が印刷されないことを祈りつつ…
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