木村カエラ「リルラ リルハ」パクリ ネタ元 その1
前回は、J-WAVEで一度聞いた限りだったので(しかも移動しながら)ビージーズの「スピックス・アンド・スペックス」とビートルズのなんかの曲を合わせたような感じというイイ加減な表現をしてたんだけど、今回はCD発売を記念して、あえてその曖昧な部分をハッキリさせよう。前の記事を書いたときにふらりとトラックバックしにいった先のbounce.comの記事にも書かれていたっけ。↓
最後に渋谷系らしく、パクリ元を指摘しておこうかな。この曲のメロディーのヘッド。つかみ所の良い感じは、はい。ビージーズ&ミッシェル・ポレナレフです。
CD屋さんカンケーのサイトにこれだけのことが書いてあるんだから、別においらがこの程度書いても営業妨害なはならないよね。っていうか、元ネタCDも売れて売り上げ3倍ってもんだ。まぁ、パクリの噂話で売り上げが落ちるんだったら、クレジットまで変わったオレンジなんとかなんてとっくに消えてるはずだけど、むしろ盛況(苦笑)。うらやましい限りだ。(ましてやあっちは作者と演者が同一なのに…だ)
だもんで、この手の文は常道を行くならふんだんに試聴ができるAmazonあたりにリンクを貼るんだろうけど、ここはbounceに敬意を表してタワレコさんへのリンクを散りばめときました(笑)。
言っておくけど、この文自体のネタはパクリじゃありませんからぁ!。「続・大怪獣カエラ」を書いたのはbounce.comの記事の日付より前だしね。
…第一“パクリネタ指摘のネタのパクリ”じゃシャレにならんからね。(←回文みたいだが微妙に違う(笑))
そもそもおいらのほうは「ミッシェル・ポレナレフ」ってのが抜けている(笑)。
ポレナレフっつーことはあれか、「シェリーに口づけ」ってことかいな。うーん。でも「スピックス・アンド・スペックス」だけで充分じゃなかな。
イントロからはじまるズン♪チャっ♪ズン♪チャっ♪って感じのリズムを考え合わせるとほぼ確信犯だろう。
そう、メロディというのは偶然似てしまう場合もあるからパクリ疑惑はグレーなままで終わることも多いんだけど、アレンジも一緒に引っ張ってきてる場合は立件しやすい(笑)。
でも仮に故意ではなく偶然似てしまったと認められてもジョージ・ハリスンのように裁判で有罪になる場合があるからパクラーのみなさんは注意が必要だ(笑)。「思い過ごしも故意のうち」(by 桑田佳祐)…な~んてな(笑)
おっとパクラーといっても「ソフィーの選択」の監督じゃないぞ。
まぁさっきの「立件」なんていうのは言葉のあやで、今の日本でこの程度で法廷にまで行くなんてことはほとんど考えられないけどね。アメリカだったらわかんないけど…。「ゴーストバスターズ」なんて似てるとは思ってたけど当時の感想としては、まさか、裁判になって、しかも「盗作」が認められるなんて思わなかった。日本の場合はあってせいぜいクレジットかわったりするくらいだけど、それも“外圧系の原告”がほとんどだからね。パープルなんちゃらとかマドンナなんちゃらとか(笑)。
さて、ビージーズの「スピックス・アンド・スペックス」なんだけど、オリジナルバージョンより「小さな恋のメロディ」のサントラ
に入ってる歌詞無しバージョンのほうがより似てる気がするね。でもサントラのほうは手元にアナログ盤しかないので聞きなおして確認できない(笑)。
おいらの時代は「小さな恋のメロディ」といったら青春のバイブル的な映画でサントラもクラスで5人に一人は持っていたくらいだ。中には女の子に貸すだけのために2枚買ってたバカもいた(笑)。しょうがないからおいらは歌詞を全部覚えた(笑)
今どきの若者はそんな古い映画なんてどうせ知らないって舐められちゃったのかな。
でもさぁ、「続・大怪獣カエラ」でも指摘したように、直前にサントリー烏龍茶のCMの中国語カバーソングがヒット?しちゃってるんだから、やっぱカッコ悪いよね。
一時期はコンピものしか売れなかった音楽ギョーカイ、CMソングといえばまさにその中心的存在。そんな駅前の看板みたいに目立つものをパクったら音楽通でなくっても気が付くっつーの。
っていうかこれを含めてギョーカイの“話題作り作戦”?おいらはまんまとのせられてる?まぁ、いっか…
さて、ツカミはバッチリだったので次の「♪つつむ人が好きな…」のところ。
ここは
「モンキーズのテーマ」の♪Hey, hey, we're the Monkees♪の後に続く部分から引用したらしい(笑)。
で、サビの部分は
…っていうか盛り上がりにかける曲なので、果たしてここがホントにサビなのかどうかは作者に聞いてみないとわからないんだけど(笑)説明の便宜上サビと呼ぶことにしよう。
ここでなんと超大物の登場だ。
バート・バカラックだ!。
バカラックといえばカーペンターズの一連のヒット曲や、それが「明日に向かって撃て」の主題歌だということはすでに忘れさられてはいても歌はまだまだ有名な「雨に濡れても」…等を書いた大作曲家だ。(あと有名なところではセルジオメンデスとかなんです。)
と、じらすだけじらしてみたけど、サビの部分は、え~と、歌詞でいうと「♪忘れないで見つめることを」の部分
パクられた、いやリスペクト?された名誉ある曲の名は
「恋のウエイトリフティング」
↑パクリという間抜けな行為の説明文にコーディネートするためにあえて邦題にしてみた。個人的にはパクリの真相よりむしろこの邦題がどうしてついたのかが知りたい(笑)。
この曲は東京五輪の年にデビューした英国の女性歌手サンディ・ショウのセカンドシングルとしてリリースされ、みごとに全英ナンバーワンヒットに輝いた。
80年代には「僕はこんなに」と邦題もあらたに(笑)、やはり英国のネイキッド・アイズという二人組がカバーし、今度は全米ヒットまでぶちかましました。
原題名は「ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME」。
この原曲のこのタイトルを歌う部分がリスペクトされています(笑)。
まぁ、後半二カ所だけだったら、リスペクトとか偶然とか、んなフレーズいくらでもあるっしょ…って言い張れたのにね(笑)。
某大御所作曲家のバラエティ番組主題歌が某大御所作曲家のCMソングのパクりだと訴えられたことがあったが、両方の音源(CDとビデオ)を持っていた私としては、なんでこんなので訴えられるのかな?と疑問に思ったものだが、実はあれも前後にコンテクストが存在していたという話をきいた。つまり余罪があった(常習犯?)…みたいたな。まぁ、だからといって訴えるキッカケとしてあの曲を持ち出すのが相応しいのか?という疑問はあるけど、“物事は単語ではなく文脈から判断されるべき”ってことだろう。
サンディ・ショウは一時休んでいたらいしが、いまだ現役なため、公式サイトが存在する。ここにいくといきなりトップページで件の曲の1コーラスがまるまる聞けちゃいます。
自分もカエラファンだと言い張るのなら気が付いてもそっとしとけばいいじゃんと言う考え方もあるんだろうけど、「新人歌手に手ぇ抜くなよ、ゴルァ」…みたい思ったりもする。
っつーかひょっとしてカエラ人気にぶらさがって、手軽に金儲けしようとしてるんちゃねーの?っていう。
同じ手を抜くんだったらソロデビュー手前の新人君を使ったほうがまだましだ。こっちならいい曲ができるまで、いくらでも没にできるし(笑)、実際にこの手でちゃんとオリコントップ10入りした例もあるしね。
あの、やしきたかじんはボッタクリバーで数万円請求されたときに
「こらぁ、ボッタクリバーやったらもっとボッタクらんかい~」
と一喝してカッコよく札束を置いてその場を去ったっていうんだけど
今回の曲を見ると「パクるならもっとうまくパクらんかぁい!」ってのもある(笑)。
いちばんうまいパクリはもちろんバレないようにやるというやつだけど、悪知恵はそれだけじゃない。たとえばbounce.comの記事でも“渋谷系”という“部族?”が血祭りにされていたけど、どうみても山田花子似のくせにギャルにキャーキャー言われていた渋谷系アーチスト、カ●・ヒ●キのラ・ブーム …なんちゃらという曲はXTCの「The Mayor Of Simpleton」という曲の悪趣味なパロディといえるけど、こんなしょーもない例からでも学ぶ点はあるんだ。
原曲であるXTCの「The Mayor Of Simpleton」はコードチェンジ感というか、解決感というかがやや希薄なんだけど無認可カヴァーのほうでは実に彩り豊かに(笑)その隙間を埋めてスリリングなロックのフレーズにポップな安心感を与えている(笑)。大人向けの厳選素材にマヨネーズぶっかけてお子さま用に味付けしました…みたいな。
もう少しファンシーな例えをするなら村上ヴィトンみたいなもの?ってフツーのモノグラムでもギャルは欲しがるだろうからこれは違うか…。
多分、渋谷あたりでアホなギャルつかまえて加害曲と被害曲を較べさせたら、ほぼ100%、加害曲のほうをいいと言うんだろうね。
仏頂面の善人よりも笑顔の悪人のほうがマシに見えてしまうことがある好例(笑)。でも、最近のスレたコたちは「英語と「日本語」のクリソツな曲聞かせたら、反射的に「日本語」の曲のほうがパクりという事実には感づくかもね。リスナーもパクリを文化として認めちゃってる部分はあるのかもしれない。
話はちょっとそれちゃったけど「リルラ リルハ」のほうは、丁度その逆をいっちゃってる。パクりを隠すためか、はたまたロックンロール感を出すためなのかはわかないんだけど。意図的にいろんなところをハズしている。
もしあえてあの節回しを使うんだったら、前半の部分はテンポを50~60くらいに落として、「007は二度死ぬ」みたいなアレンジでアンニュイに仕上げたらよくない?。逆にバカラックパートはマイナー始まりにしていいかも。そんな曲、カエラちゃんの歌で聞いてみてぇー!…って、まぁ、そうしたらボータフォンのタイアップにはできねーか(笑)
前の二曲がよかっただけに悔やまれるとは前回書いたんだが、この際だから書いちゃうけど実はベタ誉めした「Happiness!!」のサビ部分もタケカワユキヒデの「Happiness」に似てる気がする。
タケカワユキヒデというのは以前はよく、みのもんたの昼のテレビにも出ていた立花隆似のオトコのおばさんみたいな風貌の人だけど、昔はロック歌手だったんだ。
タケカワ作の「Happiness」のサビ部分を1.5倍速くらいで聞くとなんとなく似てる。まぁ、これくらいは許容だと思うけど、その付近の歌詞の音韻(「...ing」の連発)の類似などを考えると、カエラ嬢の歌詞を見ながら作曲していたら歌詞に引っ張られて記憶のすみから出てしまったということは充分に考えられる。
作曲者がどんな世代でどんなバックグラウンドを持っているのか知らないから全く見当はずれの想像かもしれないけどね。
とにかくパクりを差し引いてもなお「リルラ リルハ」はあまりパっとしないように思えるんだけど、ひょっとしたら次に出すのが実はスペシャルポップな曲で、一発屋にならないためにあえてカードを出す順番を計算した?…つまりあえて地味でソリッドな感じにしたってことなんだろうか?
それに自分で作曲してみるってのは?。Kinkiが番組企画でやったみたいに。そうだ篠原ともえみたいにユニット組んでもらうとか。
とりあえずどっちにしても次回に期待っつーことで。
そんなわけでこの曲はあまり売れて欲しくないなぁ
と、ここで偶然にもテレビでボータフォンのCMが流れてきてひとつ気が付いた。さっきもいったこの終わりきってないようなフレーズまわしはCM用の戦略だったのか!
こんなんだからこそ逆に短い時間にいっぱい繰り返せる。しかも何回繰り返しても不自然ではない。いわばwebサイトの背景に広がるタイリング画像のような。原曲のままだとせいぜい一回半で時間切れになっちゃうからね。
うーむコピペ感覚で曲を作っていたと思ったら、さらに3次利用まで考えて“編集”していたとは…恐るべし渋谷系 。
ブリテッシュからパクってフレンチ気取りでスウェーデンでレコーディングしてるだけではなかったのね(笑)
やっぱり売れちゃいそうだなぁ、これ(笑)あ、いきなりオリコン3位…デイリーだけど
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でも、パクリも、昔よく、「パクリ特集」とか、
「パクリに聞こえる特集」やら、「カバー特集」で、原曲との比較、たまにありましたよね。
ラジオで。
で、そんな面白いラジオ番組を録音していた友達がいて、で、それを借りていたら、間違えて、B面の似たような番組を録音ボタンで消してしまった~!!という
とっても嫌な思い出を今思い出してしまった・・・(T_T)。
ダビングしようとしたらって奴でした・・・。
友達とは、元彼の事で、笑って済ませてくれましたが、私だったら、そんな貴重な番組消されたら、切れているけどな・・・と、本当に申し訳無い思いをした程、それは面白かったなぁ。
SuperBowlさんの細かい分析、解説も皆音楽付きで分かったら、さぞかし楽しいでしょう~。
タケカワユキヒデのHappinessって、
「今日も子供達は~」って奴でしたっけ?
カエラちゃんのと似ている??
1.5倍??
どこのフレーズの事かな・・・。
カエラちゃんのHappinessって、
ボーダフォンの歌??
あ~ん、又、SuperBowlさんを
困らせてしまうよ~。
気をつけておきますが、
どの小節の部分か教えて頂けると、
とっても助かりますm(__)m。
お手数をおかけしてごめんなさいm(__)m。
は
Beautiful Nameです
音源をお持ちであれば小節数など数えなくとも文の説明でおわかりいただけるかと
それでもわからなければ再度補足させていただきます
又は明日にでも(^_^;)。
出直してきます、ハイm(__)m。
失礼しました(^^ゞ。
やっぱりあそこがサビでよかったんですね?(笑)
う~ん…
…でも個人的には「恋のウェイトリフティング」を推したいですね(笑)
まぁ、いろんな曲に似ているというところが彼らの“狙い”であり“逃げ道”なんでしょうね。
行列の出来るラーメンは実は大抵は味が濃い…みたいな。
そうですか…
てかここのサイトは応援してんのか、
批判してんのかよくわかりませんねw
応援ですよ
もちろん
J-WAVEも毎週聴いてますし
(SAKU SAKUは思うところがあって見るのはやめましたが…)
批判の対象にしているのは若い娘を食い物にして金儲けをしているズルい大人たちをしてるの方です
だから、いっそ自分で曲作っちゃえば?と書いたのです。
そういう意味ではorange rangeも大人の道具にされてる感はありますね。
まぁ、彼らの場合は表向きは“自作”なので自己責任の部分もかなりありますが…