この木を私は勝手に『SISUの木』と名付けた。
場所は北極圏•ラップランドにあるサーリセルカのクロスカントリースキーコース。
撮影日は奇しくも、ちょうど2年前、2003年12月30日12時34分33秒にシャッターを切った。(デジカメだとその辺の検証が楽だ。)
幹が途中からぐにゃりと折れ曲がり、一見すると石の彫刻か何かのようなフォルムをしている。
しかし、木自身は氷点下の厳しい環境の中でも成長を続けている。
困難に直面しても、それに打ち勝とうとする懸命な姿から、その名を思い付いた。
まるで、冬戦争•継続戦争当時のソビエトに対するフィンランド人の粘り強い戦いぶりを思わせる。
そんなところから、フィンランド人の粘り強さ、不屈の精神は、人だけでなく、自然の中に、既にその精神が潜んでいるのではないかと思い込んでしまった。
これを見て誰もが共感を持つとは思えないが、今後も私はこれを『SISUの木』と呼び続けることにしよう。
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