スウェーデン製のサルミアク(SALAMIAK)の登場である。
Fazerの製品などでは、パッケージの片面は、フィンランド語表記のSALMIAKKI、もう片面は、スウェーデン、ノルウェー、ドイツなどで通じるSALMIAKという表記になっている。ということで今回は、スウェーデン風にSALMIAKという表記で通したい。
ちなみに、手持ちの瑞英辞典や独和辞典でSALMIAKを引くと塩化アンモニウム(anmmonium chloride)と出てくる。
販売元はMALACOLEAF社(本拠地:Malmö )であるが、LäkerolブランドのWebサイトも存在する。LEAFという名称が気になり、MALACOLEAFのWebサイトを探ったところ、フィンランドのLEAF社(本拠地:トゥルク)(SISUやTERVA LEIJONA等のメーカー)は、その系列であるようだ。
上の写真は、金属缶入りと紙箱入り(4個パック)を撮ったものであるが、現在は紙箱入りのものだけが現行品のようである。
この一品の入手に当たっては、金属缶はmoicafeのマスター、紙箱版はフィン語仲間のakira氏より頂いた。感謝!!
ということで、以後のレポートは現行品の紙箱入り(写真↑)で行うことにする。
このパッケージデザインは、Läkerol製品のラインナップで共通化されている。ラインナップには、フルーツ系やリコリスなどのバリエーションがある。パッケージを並べると結構カラフルであるが、さすがにSALMIAKは重々しい色使いで、軽はずみな気持ちで買わないように注意を喚起しているようだ。(笑)
Läkerol製品は、国内でもソニープラザ(パッケージのサイズが異なる。イタリア製と表記)や今話題のIKEAなどでも販売されているが、さすがにSALMIAKだけは見かけることはない。輸入元もしっかりリサーチしているようである。(輸入元さん冒険しましょうよ!ともいえないか!)
パッケージはちょっと小振りで、縦5.6cm、幅4.7cm、厚さ1.7cmで、内容量は23gである。
【テイスティング】
サルミアクの形状は、学生服のボタンのような形で、直径は約1.6cm、厚さは最大0.5cmで、パッケージにもある「A」が浮き彫り状になっている。色はつや消しの黒で微妙な赤味があり、見るからに手強そうな面構えをしている。
ちなみにサルミアク(塩化アンモニウム)の含有量は5.9%という表記がある。(今まで、塩化アンモニウム含有量が表示されている製品は見たことがなかった。)
口に含むと、いきなり強い塩気(注:本品は塩化ナトリウムも含有)に襲われる。そして、重たい感じの苦み。
ミントっぽさやアンモニアっぽさは感じられないが、骨太でしっかりしたコクのある味わいだ。
私も最初は面食らってしましたが、回を重ねるごとにその魅力にはまってしまった。前回ご紹介した FAZER PANTTERI と比較すると、はるかに馴染みにくい。
パッケージに (Läkerol) makes people talk と記されているが、日本では押し黙ってしまうか、悲鳴になってしまうかもしれない。
サルミアッキがお好きな方には、お試し頂きたい一品だ。
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フィンランドの日照時間ウォッチング(注:晴れた場合を想定)
2006年5月31日(水)
場 所 | 日の出 | 日の入り | 日の長さ |
UTSJOKI ウツヨキ フィンランド北端部 | なし | なし | 24時間00分 |
ROVANIEMI ロヴァニエミ 北極圏から南8Kmラップランド最大の都市 | 02時22分 | 00時14分 | 21時間52分 |
HELSINKI ヘルシンキ フィンランド南端部 | 04時11分 | 22時27分 | 18時間16分 |