お正月にインドを旅しました。
世界遺産をめぐる旅で、ディリー、アグラ、シャイブールと、北インドの旅でした。
先ず驚いたのは、寒いと云う事でした。昼間は20℃ですが、夜は7℃位になるのです。
世界遺産はたくさんあり、それぞれが素晴らしく、感激の連続で、特にタージ、マハルは
白い大理石で、乾季にもかかわらず、前日にめずらしく雨が降り、真っ白に輝き美しく、
驚いた事に、一瞬ですが、虹が出て、一同歓声をあげました。それも元旦の朝でした。
こんなに美しい所もありますが、私が驚いたのは、街の様子と人々の生活でした。
各都市を移動するのに、5時間位かかるのですが、車窓から見た郊外の様子です。
インドは、トイレが無く世界遺産のトイレでも、ペーパー無し、水は流れない、手洗いの水も
出ない、しかもトイレ番がいて、有料です。
又ゴミを捨てる所もないのか、狭苦しい家(バラック)の前に、残飯、紙袋、ビニール袋が
山と積まれ、そこに放し飼いの犬、豚、牛、ときには、ラクダまでが、餌をあさり、
その横で、ビニールシートを広げ雑貨や、食べ物までも、売買していました。
観光地では、バスを降りるたびに、物乞いの子供までもが、むらがりました。
又、交通ルールは、いっさい守らず、道路はズット渋滞で、サイドミラーの無い車も多く
争って追い越しをかけ、それぞれがおおきなクラクションを鳴らし、街じゅうが、クラクションで
耳を覆いたくなります。
その上、乾季の為、街じゅうがホコリで、丸で曇りの様、マスク無しでは、いられません。街路樹も
ホコリで真っ白でした。
家々の前々には、働き盛りの男性が、何人かずつたむろしていて、働いている人は、殆ど
いません。
インドでは、まだカースト制度が根強く残り、下層の人々は仕事も無く、また報われないそうです。
人口は13億で富裕層は1~2割だそうなので、10億近くの人々がこの様な生活です。
その他、ブログでは、とてもはばかれる様な光景を目にしました。
色々な事を今書いていて、これをブログで紹介してもいいのかと、とまどいもありましたが
最近は、メディアで中国、インドが発展して元気だと放映し、私達も少し踊らされているのでは
と思い、実情を知って、世界中の人が、一緒に考えることも必要か等思い紹介しました。
1、インディラ、ガンディー空港 2、タージ、マハール 3、ラージ、ガード(ガンディーが火葬された所) 4、インド更紗の店
5、オートリクシャー(人力車) 6、定食ターリー 7、現存するマハーラージャの邸宅
ディリー郊外の風景