先輩を見つめるアキの、真剣な眼差しがとても印象的なシーンです。
このあと、すっかり壊れてしまったアキは、自転車をがむしゃらに漕いで北鉄をあっさり抜き去ると、自転車ごと水温7度の海に飛び込んでしまいます。
漁協で、みんなから介抱されるアキ。慌てて駆け付けた夏ばっぱに、「早く着替えろ。風邪ひくぞ」と言われると、「ほっといてけろ。オラなんて、風邪ひいて鼻詰まって死んじまえばいい。」と悪態をつきます。
NGかも、と思うのは「風邪ひいて」の後、げほげほって咳き込むところです。これが微妙です。全身びしょ濡れで泣きじゃくるシーンなので、咳き込むのも、台本通りの演技かもしれません。
でも、この咳があまりにも自然で、本当に出てしまったようにも思えるし、そう思わせるほど能年さんの演技がよかったのかもしれないし。すでにどこかで、真実が語られているのでしょうか。
なお、このシーンの直前、伊勢志摩さん演じる花巻さんに「ETかよ。自転車で空が飛べると思ったか。」と例え突っ込みされ、アキは一瞬キョトンとして泣きやみますが、すぐに、前よりも増して大泣きになります。
失恋で深く傷つくアキちゃんには申し訳ないのですが、僕はこの場面で、声を上げて笑ってしまいました。
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