「また我慢しなくちゃいけないの?」 5人がヤミ金相手に大勝負をかけるきっかけになる、まひろの涙のシーンを収録中です。 モニターで自分の芝居を確認する能年さんですが… 気に入らないみたいです。 珍しく不機嫌な表情。 「このままでは悔いが残る」と思ったそうです。 つまり、監督が1度OKを出したシーンに、 自ら撮り直しを願い出た訳ですね。 若いのに、見上げた根性です。 翌日、正面からのシーンを、一人だけで別撮りしたみたいです。 こうして、僕が“思い出しただけで涙ぐんでしまう”あの名場面は完成しました。 収録を終えた、笑顔の能年さん。 「緊張しましたけど、頑張ったと思うので、 いい作品に貢献できてたらな、と思います。」 撮影は楽しい事ばかりじゃないけれど、 苦しんだ後のこの達成感が、 役者としての歓びを感じる瞬間なんでしょうね。