貴女の作品をプロの編集者が読みます

貴女の小説をわたくしたちが読みます。

編集部は、貴女の作品を、
夏目漱石の作品やカフカの作品と同じくらい大切にして、
つまり洋の東西を問わず、文豪の名作や著名な作家の作品と同じくらい大切にして、読ませて頂きます。

漱石やカフカの作品は、巨大な木として、多くの人のこころの目にとまっているかもしれません。
貴女の作品は、誰の目にも触れず、小さな種として、編集部に送られてくるかもしれません。

わたくしたちは、そんな最も小さな者の書かれた作品を大切に拝読します。

そしてもし、その種が、芽を出し成長して枝を広げて葉をつけ花をさかせて、実をつけて、多くの人の目にとまる役割を担っている種ならば、わたくしたちのつとめは、その種の成長を見守ることで、それが編集の主な仕事の１つと考えています。

小さな者の作品を大切にして読むことのできない者の書いた作品は、最も小さな読者から愛されることは決してないでしょう。
しかし、そんな作品でも、わたくしたちは最も小さな者の作品と同じように大切にして読ませて頂きます。
それも編集の仕事の１つだからです。

編集とは最も小さな者の作品を、大作家の作品や著名な作家の作品と同じくらい大切にして読む仕事です。

今はまだ小さな貴女の書いた大切な作品との出会いがあることを、願っています。

編集部